憑依無双 ~何度殺されても身体を乗り換えて復活する~

作者 十一屋翠

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★★★ Excellent!!!

ここまで「異世界転生」を突き詰めた作品を他で見た事がありません。極北に位置する作品といえるでしょう。また世界観設定がとてもハードなので、「全然甘くない厳しいファンタジー」がお好きな方に非常にお薦めです。

作品それ自体も軽妙な語り口が素晴らしく、大変読みやすいのが特徴です。また、主人公がとてもアッケラカンとしててウジウジしない性格なので、「主人公の死」という問題が重くならず、物語が軽やかに進行し、淀む事がありません。

完成度が高く、とてもお薦めの傑作です!!

★★★ Excellent!!!

勇者召喚、それは卑劣な王国が用いる尖兵召喚儀式!
異世界から呼び出された勇者たちは、騙された上使い捨てられるのだ!
主人公は、スキル「 憑依」を駆使し、悪しき王国を討つ!

◆ただし上記の流れは8話位でしゅーりょーする。

この作品の魅力はポンポン発生する憑依によって起こる、ジェットコースター的高速展開である。
次々に起こる問題やイベントを、憑依で動き回る主人公がウルテク連打で処理していく様は笑いと台無し感を等しく提供してくれる。(あれだけ格好いいキャラになっていた土の四天王…)また主人公周りに絞った描写はスピード感を生み、飽きることなく読み続ける事が出来る。

滞れば淀むのは、水も世界も、人もSSも等しく同じ。風に流れる塵の如き主人公の旅路、とくとご覧あれ。

PS 132話もあるが、スラスラ読める。こういう描写を絞った省筆法が一番難しいんだよなぁ。設定を惜しまず消費した作者さんに敬意を。