人の心を動かせる文が書けるのは本当にすごいです。
二十歳のおばあちゃんへ、というタイトルで、もしかしてSFなのかしらと思って読ませていただいたところ……素敵な意味でやられました。本当の意味の「二十歳のおばあちゃん」への気持ちを綴られているのですが…続きを読む
春のような優しさで語られる先に明かされる悲しみ。でも、その悲しみさえも、暖かな木漏れ日のような優しさで包み込む。しっとりと読ませる切ない恋のお話でした。
流れていく時の中で流されずに光り輝く想いがこの物語にはあります。いつかまた巡り逢える。ふたりの再会が淡く鮮やかな桜の憧憬に包まれているように願います。
永遠のように長く愛し、恋してる男性の、奥さんへの語りかけ。こういう話だとわかって、それ以上に語りかけから伝わる彼自身の視点の優しさに、涙なしには見られません。読後はちょっと、いろいろな思いが合わ…続きを読む
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