紹介文:
執事である穂高と、その主であるうさぎは一つの部屋に閉じ込められていた。
その部屋はまるでゲームのようで、物をタップすることでメッセージウィンドウが出たり、
はたまた死んでもセーブしたところからやり直せるような部屋だった。
その部屋からの脱出を目標にして考えを巡らせる主従。
それと並行して、主従の始まりも語られていく。
それはとても幸せに満ちたものではなくて……。
〝むらさく主従〟とは何なのか。
それは最後に語られる。
チェーホフの銃、感度3000倍、山盛りのキャベツがテーマの三題噺
※ジャンルを何にすればいいのかよく分かりませんが、解決が主題ということでミステリーに入れました。
ミステリー好きの方、期待したものと外れていたらごめんね!
あとがき:
近況報告にあとがきなんて初めて書くよー。
今回の話は僕にとってカクヨム初の中編になります。
今までの最長が『灰色列車』の12,849文字に対して今回は倍以上の26,515文字(!?)
二次創作では長編を書いたこともありますけど、オリジナルでこれだけ書くのはかなり久しぶりです。7年ぶりぐらい、かなぁ。
普段から短編ばかり書いている僕としては結構頑張ったつもりです。
最初は、ある程度大雑把に書いて17,000字くらいで、少し増やせば2万字いくかなーとか思っていたんですが、まさか+10,000文字になるとは思わなかった。
お題に貰った『チェーホフの銃』というのを僕は今回初めて知りました。言ってしまえば「伏線はちゃんと回収しろよな!」ってことなんですが、もっと丁寧に考えたら更に深掘りできるんじゃないかと思ったり、思わなかったり。
ちょっとこれに関してはそのうちエッセイ的な何かを書きたいなーって思います。でも書かないかもしれません。分かりません。
とにかく、書いてて楽しかったです。
お題をくれたフォロワーの皆さん、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。