日浦海里

本作は、童話によくあるめでたしめでたし、では終わらないお話が綴られています。 ですが、幸せの解釈は人それぞれ。 一見幸せに見えないからと言って 登場人物たちが本当に幸せでなかった…続きを読む

何かを目標に努力してる途中で 道につまずいたと思ったことはありますか？ 真っ直ぐであればあるほど 真剣であればあるほど つまずき立ち止まってしまったことや 失われてしまった時間と…続きを読む

絵画の一場面を切り取ったような そんな魅力的で蠱惑的な世界観が広がるお話です 波打つ言葉の海に浸って目を閉じれば 淡く輝く星空の下で 岩に腰掛けいたずらっぽく笑う人魚姫がいるよう…続きを読む

学生時代はそれなりだったが、会社で営業に配属されてからは芽を出せないまま年月だけを重ねていた主人公。 ある日、飲みに付き合わされた結果終電を逃した主人公は、そこで一件のCDショップ…続きを読む

実体験を元にされているからか 言葉や場面選びが良いからか 紡がれる言葉たちがとても身近に感じられて 情景や感情にとても共感が持てました。 歌が生きているような そんな風に感じさせら…続きを読む

どこか光に包まれるような
輝く風に吹かれるような

眠る前に読めば
心地よく眠れるような
そんな歌たちが迎えてくれる
そんな作品たちです

日々の生活の中で いっぱい頑張ったり 反対に頑張れなかったり 少し辛いことがあったり 様々な負荷が自身の中に 淀みとなって溜まってきてるかも そんな風に感じた方は ぜひ本作をお読み…続きを読む

短歌にショートストーリがつけられた 異なる側面から楽しむことの出来る作品です。 例えるなら 三十一文字で描かれた絵画に 短い物語というステンドグラスが重ねられて 絵画は全く異なる…続きを読む

短歌一首

けれど、
自らが創作するものとして
誰かの創作を応援するものとして
創作された世界を楽しむ一読者として
なんとなく背中を押してもらえたような
そんな一首です。

日々の暮らしの中で目にする 何気ない風景が 今らしい言葉で くすりと笑える表現で描かれる事もあれば 古き良き言葉遣いで 幻想的に描かれることもある 同じ景色でも 使う言葉で これ…続きを読む

二十首連作だからこそ表せる世界観。 わずか三十一文字に込められた場面は 切り取られた一つの絵物語のようで 重ねられていくたびに 仄暗かった世界が 蒼くて透明な鏡面を越えて 真っ黒…続きを読む