二十首連作だからこそ表せる世界観。わずか三十一文字に込められた場面は切り取られた一つの絵物語のようで重ねられていくたびに仄暗かった世界が蒼くて透明な鏡面を越えて真っ黒だけど真っ白な世界へと変わっていくそれはやがて無数のきらびやかな輝きになって一首一首を読むたびに色が変化して光が変化して心が揺れて最後にはどこか安らいだ気持ちになれるそんな素敵な作品です
もっと見る