概要
ゴスロリの 裾で隠した 星座図の 舞い笑いつつ 友を呼び出す
ゴシックロリータの袖からのぞく白い指。
隠された星座図。
館の奥で、古時計が時を刻み、銀の燭台が夜を照らす。
鳥籠の中で眠る呪文書が、少女たちの運命を静かにひらく。
少女は、悲劇を避けるために杖を握り、 夜の呪文を唱える。
悪夢に遊びながら、運命を結び直す。
少女は、口元をゆるめていた。
でもその目の奥は笑ってなどいない。星座図の一点に指を置いた。
(ここが、葉月の座標)
そう言ったわけじゃない。 ただ、指をさすだけだった。
それで、すべてが始まった。
柔らかい光が丸く空間に描かれていく。
その真んなかには、愛しい想い人がいた。
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柴田 恭太朗さまの三題噺に参加させていただきました。
なにと
隠された星座図。
館の奥で、古時計が時を刻み、銀の燭台が夜を照らす。
鳥籠の中で眠る呪文書が、少女たちの運命を静かにひらく。
少女は、悲劇を避けるために杖を握り、 夜の呪文を唱える。
悪夢に遊びながら、運命を結び直す。
少女は、口元をゆるめていた。
でもその目の奥は笑ってなどいない。星座図の一点に指を置いた。
(ここが、葉月の座標)
そう言ったわけじゃない。 ただ、指をさすだけだった。
それで、すべてが始まった。
柔らかい光が丸く空間に描かれていく。
その真んなかには、愛しい想い人がいた。
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柴田 恭太朗さまの三題噺に参加させていただきました。
なにと
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!もともとの物語を知らなかったとしても味わえる短歌連作
この短歌連には、非常に幻想的で謎めいた世界観が描かき出されています。
「母血に沈み」「父は闇」という表現は、悲劇的で運命的な背景を感じさせ、主人公が何か深い試練に直面している様子を表現しているようです。
「黒レース」「ヒールの靴」「漆黒リボン」という細かな描写からは、かなり強い個性を持った人物の、内面の葛藤や闇との戦いを象徴しているように感じられます。
作中にある「おはじめなさい」という言葉には、何か新しい始まりや決意が込められているのではないかと連想させられます。
その後に続く言葉たちは、予測不可能な展開や試練の連続を示唆していて、物語が進む中で様々な謎や困難が待ち受けていることを…続きを読む