暑い日が続いて、しんどいなあ、と思っていたとき、この作品が目に止まりました。
今年は、虫が少ないように感じます。
暑いのは、人間だけではないのでしょう。
人間のことばかりではなく、少しは虫にも目を向けてもいいかもしれない。
だって、人間も虫もこの暑い中、日々を一生懸命生きていることには変わりないのだから。
この作品を読んでいると、そんな気持ちになれました。
儚い命が生きる様を美しく描かれています。
どの文も素晴らしいんですが、作中の、雲が手を振る、という表現が私はすごく好きです。
自分がボウフラであることに気づいても希望をもち続ける、そんな姿に胸を打たれてしまいました。
夏バテぎみでしたが、この歌を読んで、私も頑張ろうと思えました。
素晴らしい作品なので、是非ご一読をおすすめいたします。