驚嘆しました。高い完成度で、短歌の魔法が駆使されています。
短歌において「喩」、つまり比喩表現と言うのは割と心臓に近いかと思います。
詩においても大切とされる比喩、ですがその正反対「直喩」という表現も存在します。
僕は一読した瞬間に、直喩の魅力だと感じました。
文学において、心象を語り過ぎるのは如何なものかと言う場合があります、いわゆる描写の写実性によりそこに内在する心理を、間接的に表現したほうが深く刻めるという場合もあるという事です。
短歌における「直喩」とは写実性と同義であり、そこにおける魔法というのは情景です。例えば、アンディ・ウォーホールがシルクスクリーンに転写し、誰もが知っている「アイコン」、キャンベルスープ缶やエルビス・プレスリー、そしてマリリン・モンローなどを色彩を変えコピーする事で、市場主義文化と消費社会をアートにしました。
こちらの短歌で使われる魔法は、そういう「直喩と直喩を非現実せいにおいて織り交ぜる」という構造で、そこに現代短歌らしい「比喩」の効果をアングルを変えて生み出しており、そのセンスに驚嘆致しました。
お勧め致します。
とても素晴らしい短歌ばかりです。さらに中編・後編と発表される様なので、これは是非とも押さえておくべき作品であり大注目です。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)