花岡　柊

伊藤さんと言う、いくつものバイトを転々としている方がいました。 なぜ転々としているかと言うと、血気盛んな彼は、毎回何かしらの揉め事を起越しているそうです。 そんな彼が次に始めた…

歳の離れた近所の女の子。いつも俺の後をついて来て、まるで妹みたいに思っていた。 時が流れてお互い少し成長しても、もそれは変わらない。 けれど、それからさらに時が流れたら…… 拙…

「はじめまして！新たな作者、読者の皆様！」 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』10日目参加作品

魔法使い養成所に通う少年エヴェンは、留年の危機に瀕していた。 魔法使いにとって必須の魔法具――羽ペンの材料になる、鳥類の羽根が見つからない。 市販品は試し尽くし、近隣の森も探し尽…

　１９７４年、アメリカ合衆国・ハワイ。人生の終焉を迎えつつある一人の元航空冒険家の前に、バーグさんが現れた。 ※カクヨム３周年記念選手権第１０日目参加作品です。テーマは『カタリ…

三十七歳まで自堕落で過ごした駄目な自分へ、未来の私からのメッセージ。

いつでもどこでも誰にでも、お祝いを届けるスペシャリストなんだ！ 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』9日目…

若夫婦のおはなし 梅が咲くほどにあったかく、春の匂いを運ぶ冬の夜。 ちょっとだけ足を伸ばしてレンタルショップに行こうかな？ コンビニでアイスも良いかもと、ワクワクを膨らます奥さ…

大学四年生の秋。――あたしは小さな嘘をつきながら、文化祭を目前に賑わうキャンバスを練り歩いた。 一番「イタイ」時に限って現れる、ちょっぴり毒舌だけどどこか不器用な1男。 難攻不…

　バブル時代から頭角を現し、麻薬と臓器の闇売買で暴利を貪る指定暴力団『達成会』会長、羽田　牧夫。病的な用心深さで知られる彼を追い詰めるべく、刑事の『俺』こと段警部と彼の部下達は細…

彼の淹れる珈琲は、人の心を軽くする。 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』8日目参加作品 ※構想中（未公…

　うとうとと微睡む時間は至福の時。そしてその後の目覚めにも幸せが……。 　ひたすら幸せな目覚めを書いてみました。

　余命一年の老人が遺産を寄付すると宣言した。面接時間は三分間。その間にお金が必要な理由とほしい金額をアピールする。 　そんな列に並んでいた主人公が、老人の前で話したのは？

　嬉し恥ずかし初デート。のはずが、お邪魔な幼馴染みと友人がひっついてきて……。 　何だかんだとおしゃべりするお話です。

　荒地の一軒家に二人きりで住む少年デジと少女バルナ。二人には三年前より以前の記憶がなかった。そんなある日、二人の家を招かれざる客が訪問する。彼等はデジ達の家の近所に、間もなく天か…

戸松秋茄子様の自主企画「5つのお題でショートショート」参加作品。 お題「透明少女」 学級崩壊したクラスからいつも通り抜け出した少女。 咎める人は誰もいない。 ただ今日はいつもと…

最後の戦に赴く直前、あなたさまはわたしの所へ来てくださった。 これで「最期」だからと。 北の大地で侍と出会った町娘と、心優しい彼との別れの物語。 以前「短編未満」として掲載して…

遠い遠い日の約束を今も信じて待っているわたしは愚かなのかもしれない、でも。 星好きな「君」と交わしたただ一つの約束に縋って夜空を見上げ続ける彼女の独白です。 第11回月と星と夜…

カクヨム三周年記念選手権お題「最後の三分間」

カクヨム三周年記念選手権お題「ルール」

カクヨム3周年記念選手権お題「2番目」

カーテンを開けると、太陽しかない青空が広がっていた。 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』7日目参加作品

〝余命時計〟──あなたなら、どうしますか？ 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』6日目参加作品

「…………」 主人公は何を思ったのでしょうか。 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』5日目参加作品

時は銀河歴360年。地球の崩壊と共に宇宙へと旅立った人類は遂にペルセウス腕へと辿り着いた。 廃墟も同然の宇宙ステーションに住まう、時代遅れの走り屋『リーゼント・パラリラ』、彼は…

　世界を造ったあと、石像になって眠りについた女神。我は女神から造られた石の騎士。その眠りを乱す者は容赦なく殺して消す。先ほども一人の若者を倒した。しかし……。 　※カクヨム三周…

【カクヨム３周年記念選手権　６日目　参加作品】 ※コメディです。あらかじめご了承ください。 （そろそろ怒られるんじゃないかと思って怖いですが……）

カクヨム三周年記念選手権お題「紙とペンと〇〇」

図書室の一番奥にある古びた本、そこに挟まれていたのは、孤独な少女の独白だった。そして二人の少女の世界線が交わる。

『あ、あの先生に……描いて、欲しいんです』 「え……？　描くって何を？」 　彼女は再び声を詰まらせ、そしてその言葉を口にする。 『あの、もう一度、私を、です』 ＊＊＊ ＊…

薬事幸太郎は、どうしようもなく不運体質であった。 恐らく日本、否、地球上で一番不運な男といえば絶対に自分だという自信がある。 きっとギネス記録に申請すれば『世界で最も不運な男』と…

「カクヨム3周年記念選手権」の【4日目お題】『紙とペンと○○』に合わせて書いてみました。「紙」と「ペン」が近すぎて、この二つをどうやって遠ざけるかにアイディアをつぎ込みました！

あなたへの想いを伝えたくてペンをとってはみたものの、いざ書きはじめるとどれもしっくりこない。 悪戦苦闘を繰り返す中、ついに自分の想いにピッタリの表現方法を見つける。 カクヨム3…

伝統ある新聞部。おれはその中のスピリチュアルコーナーを担当している。 横文字で気取っているが、学校内や、周辺地域のちょっと怖い噂話を集めた息抜きコーナーの担当である。 しかし、地…

貧血持ちの俺に、毎日せっせと晩御飯を作ってくれるのは、可愛い彼女ではなく、 金髪碧眼のイケメン吸血鬼だったorz うっすらBLだから、苦手な人は、ブラウザバック！

ズルいよ！ 台本なんかにこんなセリフなかったじゃん！

必要なのは、紙とペンと〝世界〟。 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』4日目参加作品

生徒会副会長と風紀委員長と熱血生徒会役員とエンジェルな弟が織りなすラブコメ…これラブコメか？ 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Ch…

「さて、この若者はどうなるかのぉ…」 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』2日目参加作品

男は1人、煙草を吸っていた。月のない夜である── 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』1日目参加作品

　おばあちゃんと短歌を詠むことを楽しむ話です。難しく考えて敬遠してしまいそうなジャンルだけど、基本ルールは三十一文字(みそひともじ)を守るだけ。 　限られた字数だからこそ、言葉に…

　幼馴染みの二人がケンカの度に蒸し返す問題。告白したのはどっちでしょう？ 　卒業式の告白なんてベタなシチュエーションですが……。

　子どもの社会にもいろいろあるよね。大人からしたらしょうもないことも、彼らにとっては真剣！　二番目になるための勝負です。

　ミチルの母は、幸せになりたくてフクロウを収集していた。 　けれど、福を招くフクロウをたくさん集めていたのに、決してしあわせではなかった母。 　さいごに教えてくれた言葉を聞いて、…

ナンバーワン　ホスト？　そんなものどうでもいい。 俺は２番手が好きなんだ！ 当店ナンバーツゥの片岡和希がご案内いたしまーーす。 今夜も飲もうぜ！

初めて男の人を好きになったから、ノクターンの二番が弾きたくなりました。

フクロウくんとウサギちゃんは、毎晩ケンカばかりしています。 ある時キツネくんが、フクロウくんに言いました。 「いっしょにウサギちゃんをちょっと驚かしてやろうよ」 キツネくんに捉え…

十二月二十四日。俺は彼女とその夜にだけ出会うことが出来た。 俺が愛する人。クリスマスの聖夜にしか会えない彼女。 その女性は俺の最愛の…… 俺が愛する人、それは血のつながった妹。 …

死刑囚の「私」が、最期に要求した一冊の本。 そこに綴られていたのは――

寂しさを嫌う少女と、その友達のお話。