羽間慧

教壇から見下ろす先生は、人知れず抱える悩みがあった。 「気骨が折れる仕事でも」 https://kakuyomu.jp/works/16818093092511706687…

三学期が始まって早十日。欠席日数が進路に響くはずのクラスメイトは、まだ学校に来ていなかった。ほかのクラスの人からよからぬ話を聞いた僕は――

面接会場へ行く途中で人助けをした俺は、本物の戦隊ヒーローにならないか勧誘される。

女子高生・有本雪の推しは、キラキラお目目と八重歯が愛おしい魔術師ユイリィ。可愛さを分かってくれる人は身近におらず、オタク友達がほしいと思っていた。 あるとき重複したグッズを手渡…

単元に出てきた慣用句にちなみ、「骨」にまつわる慣用句を使った例文を作ってみよう。そう生徒に指示した結果、提出された出来は――

高校生のときは、小説家になりたいと思っていた。大学生のときも、大学院生のときも。夢を追うには経験と先立つものが必要で、今までの学びを活かせるところに就職した。 これは、ひょんなこ…

修学旅行で着る服を買いに行ったら、委員長と遭遇したあたし。せっかくだから可愛い服を選んでもらいたいな。

帰省先でのんびり過ごしたい方は少なくないはず。しかし、どうしても帰りたい一心でごねる子どもがいたのです。

継母による毒殺を恐れ、パーティーに出たくないオーウェン。兄の説得でしぶしぶ出席すると、運命の人に遭遇し――

サンタさんなんていないよと、クラスメイトから言われた鈴。だけど、赤い服を着たお馴染みのおじいさんがやってきてくれて――

教員採用試験の日に起きた実話です。試験会場に着くまで気を引きしめておけば……と後悔しても遅い。

冒険者・ブレイドはギルド内の信頼が厚く、クエストの貢献率も高かった。前衛で期待できる剣士のはずだったが、突如ギルドからクビを言い渡される。

恋愛、現代ドラマ、ファンタジー。１話読み切りの短いお話たちをお楽しみください。

家の鍵を入れていた、布製のミニポーチ。淡いピンク色のポーチの表面に、いつからか赤いしみが浮かんでいき……

いつものように仕事をしていただけなのに、画面上には奇妙な羅列が並んでいた……

マイページに設定していたゲームキャラから、攻略サイトに載っていないセリフばかり聞こえてくる。自分だけにしか聞こえないなんてホラー？　いや、でも推しに慰めてもらえるのは最高か！ い…

「わたくしでよろしければ、練習に付き合ってあげますわよ？」 血を吸うのが下手な吸血鬼の後輩に、実は血を吸うのが下手な先輩があれこれ教えようとするのだが――

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト「二十首連作部門」参加作品。 ファンタジーや怪異に発想を飛ばし、人ならざるものとの交流を詠みました。

好きな女性アイドル同士が結婚するという報道に、衝撃が走った。推しカプが現実で結婚だと……？

めがねを外されたくない男の子は、ある秘密を抱えていた。 KAC20248「めがね」参加作品です。

キレイ好きというA型の典型例を持ってしても、職場のデスクは抑えきれませんでした。 KAC20247「色」参加作品です。

いつものスズメのさえずりの中、いつもと違うメンバーが混じっていた。 KAC20246　「トリあえず」参加作品です。

沖縄の修学旅行を引率していたときに出会った、とある品にまつわる思い出を語ります。というより、お題発表当日に起きた実話です。これもまた運命？ KAC20245「はなさないで」参…

ささくれは大した怪我じゃない。それでも彼女は、俺の心配をした。 KAC20244「ささくれ」参加作品です。

⚠️この物語は宇部松清さまの「サワダマチコの婚活」 　https://kakuyomu.jp/works/16817330664669144391 　の番外編である「サワダマチ…

俺、有本雪。一応ＪＫな。ガチャをすれば爆死、推し以外しか出ない。全キャラ揃ったコンプリートボックスならユイリィが出てくれると思ったんだが。どーしてこうなったよ!? 前作「柊の棘…

愛する優歌の頼みを断れない「僕」は、休日に内見へ行く。 KAC20242「住宅の内見」参加作品です。

この場合の制限時間で、指の負傷は命取り。それでも、不器用なおじさん・羽倉はあきらめない！ KAC20241「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」…

ソイツは、にゃあにゃあと話す。かまってちゃんの同僚ではない。正真正銘の猫だ。 【猫の日記念】カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイ」に応募するため、書き下…

桜とともに君はあたしの前に現れた。 【猫の日記念】カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイ」に応募するため、書き下ろしたものです。

付き合ってから、そろそろ一ヶ月。次の段階へ進みたい気持ちはあるものの、踏みとどまる理由が存在した。 【猫の日記念】カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイ」に…

誰からも愛されなかった黒猫は魔女トネリコに拾われ、バルという名前をもらう。ある日、トネリコは四年に一度だけ咲く花を求め、意気揚々と出発するのだが……。 【猫の日記念】カクヨム文…

つぶらな瞳、ふわふわな毛並み、ぷにぷにな肉球の触り心地。それだけが猫の魅力ではないのである。 【猫の日記念】カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイ」に応募する…

俺、有本雪。一応ＪＫ な。男子のヲタク友達とつるむことが多くてよ。可愛い振る舞いは、天地がひっくり返ってもありえないはずだったんだ。 そんな俺を、無表情無口男子のギャップありま…

⚠️この物語は宇部松清さまの「サワダマチコの婚活」 　https://kakuyomu.jp/works/16817330664669144391 　の番外編である「サワダマチ…

全寮制の女子高である、聖ヒルデガルド学園。二年生になった松蔭寺藍奈は、ルームメイトの一年生・仰木叶愛が女子野球部を作ろうとしていることを知る。夢を語る叶愛に対し、藍奈および大多数…

聖女アルパと大剣使いのレイは、迷宮探索をしていた。 本作単体でも楽しめますが、短編賞創作フェス1回目お題で書いた「君と世界を守る旅」と、2回目お題「迷宮探索に危機はつきもの」を…

聖女アルパと大剣使いのレイは、迷宮探索をしていた。 短編賞創作フェス1回目お題で書いた「君と世界を守る旅」の続編です。

専門職の武器を手に入れられない少女アルパのために、友人の大剣使いは出立を待っていた。

　薮坂さま(@yabusaka)と今年も紡ぐ、夏のリレー小説第三弾です。 　奇数回は薮坂先生が担当していただき、偶数回は私が担当します。 　今回のあらすじはこんな感じ。 　突然…

すべての子どもが先生に敬意を払ってくれるとは限りません。心ない言葉を容赦なく吐かれ、満足のいく授業ができるのは年に数回。そんな割に合わない職場で起きる、実話です。

高校生・久津野春樹は叫んだ。古文の知識は役に立たないと。春樹はその日、スマホを学校に置いて帰ってしまう。 たかがスマホを忘れただけ。その行動が悲劇を起こすことを、春樹はまだ知ら…

「私」は美しい孫が生まれてほしいと期待を込める。祈願した山口県の寺には、楊貴妃の墓があった。

バースデーケーキの十本のろうそくを憂鬱に消すくらいには、未来に明るさを見出せない。そんなぼくの日常を壊すのは、小学四年生にして中二病を発動させた神木さんだった。 ▷神木さんの…

人気者の瞬と初めて出会ったのは、小学校のころだった。直接話したことはなく、同じクラスになるまで十年かかった。近くて遠い片思いは、瞬の意外な素顔を見たことで揺らぎ始める。

カースト上位層、はーちゃんこと遠山白亜はギャル。派手な見た目に苦手意識を持つあなたは、白亜に話しかけたことはなかった。女子の風紀委員が欠席したため仕方なく白亜のスカート丈を指摘す…

これは「無口無表情ドS×ツンデレ姉御肌」のカプを愛でたい方向けの短編集。 肥前ロンズさま主催の自主企画「「無表情だけど言葉が素直すぎる系Sっ気×ツンデレ気味な姉御肌の同級生ラブ…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト「二十首連作部門」参加作品。 学校から発想を飛ばし、ほろ苦くも爽やかな青春を詰め込みました。

世織は入学式当日に大ピンチ。春休み前に開けたピアス穴がふさがらず、初日から校則違反をしでかしそうになっていた。 時間よ、止まれ！　願っても何も起きないはずだったのに、気がつけば見…

妾の子ゆえ、虐げられてきた少女。継母から大役を任され、心躍らせながら衣装に袖を通した。