概要
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- ★★★ Excellent!!!突如、日常に現れた「一つの空白」。この青春の痛み、どうすれば癒えるのか
切ない心情がひしひしと伝わってくる作品でした。
同級生だった皓がいなくなった教室を見る主人公。
バスケットをプレイする時、自分によくパスを回してくれた皓。空でも飛ぶかのようによくジャンプをしていた快活な皓。
そんな彼について、「ある噂」を聞くことに。
羽が生えているような自由さをもった友人。その友人と同じ目線で、同じ歩幅で、自分は生きることはできなかった。
そんな主人公の抱える喪失感や寂寥感が強く伝わってきます。「空白」を実感したことで、そこにあったはずのものを想う。そしてどうすれば、そこは空白にならずに済んだのか。
そんな「青春の痛み」を強く噛みしめさせられました。