戦隊モノって……最近聞かなくないですか?
やってるんですかね?
子供の頃、確かに毎日見てたなー。戦隊モノ。
就活に追われる青年が『戦隊ヒーロー』にスカウトされるという導入は王道ながら、香害やブラック企業といった現代的な不安を敵に据えた発想が新鮮で、物語に強いリアリティと風刺を与えています。
主人公レイジの「憧れ」と「恥」の揺れ動きが丁寧に描かれ、ヒーローになることが単なる夢の実現ではなく、社会の中で自分の価値観を貫く戦いとして立ち上がってくるのが印象的。
ナコとレイジのズレた掛け合いもテンポよく、笑いと切なさが同時に立ち上がる、今風で読み応えのある戦隊ファンタジーです。
まだ読中ですが注目していきます。
なんと光栄なことに、こちらの作品のキャッチ、短編verの方に私が捧げたレビューの中の文言を使ってくださったようで。こんな!こんっ、こんな!光栄なことがありましょうや?!
特撮好きならまず間違いなくフフッと笑ってしまうことが約束されている本作、要所要所に笑いの種が仕込まれておりまし――あっ、違います、スイカの種とかけてるわけじゃありませんから!
とにもかくにも西瓜レッドなのです。
主人公の赤羽レイジ君はなんやかんやあって、ヒーローにスカウトされ、西瓜レッドになるのです。
いや待て待て。いうほど西瓜って赤か?
いや、カチ割ればね?!ぱっかーんって割れば中は真っ赤ですとも。でもどちらかと言えば通常スタイルは緑の要素大きくない?西瓜が赤いのってもう食べる直前のやつじゃない?デザートとして提供される際のスタイルじゃない?!
普段から隙あらば突っ込みたくてうずうずしている私のような人間にはもうたまりません。新しいおもちゃが来たぞ、そんな思いで更新される度にワックワクです。
ですが皆さん落ち着いてください。
タイトル、タイトルに注目です。
十色って言ってる。
十色と言ってるのです。
多いて。
戦隊ヒーローはまず五色からスタートすんのがセオリーなんだって。
そこから追加戦士で増やしていくんだって。そこから紫とか、オレンジとか、あと何?金とか銀とか、スペシャル感のあるカラーを追加していくんだって。
多いて。
企画段階から十色は多いんだって。
最初は欲張らずに五色からやってこうや。
しかも予定している色もすごいのです。十色ならおとなしくレインボー(七色)+金銀白とかにしておけば良かったものを、夕焼オレンジ、菜の花イエロー、梅見ピンク、武者インディゴまではまぁ良いとして、青田イエローグリーン、鶯グリーン、夕立ブルーグリーン、寒風ブルーに初夢パープルと来たもんだ。
多い。
緑と青が多い。
しかも紛らわしい。
緑なの?青なの?ちょっと関係者呼んで来て?
あと何?初夢とパープルの組み合わせって何?!どういうこと?!
数々の謎とツッコミどころが盛りだくさんの抱腹絶倒間違いなしニチアサコメディです!
就活中の大学生・赤羽レイジは不思議な勧誘を受けます。
「きみにはヒーローの素質があるんだルン。ぜひレンジャーの一人になってもらいたいルン」
戦隊ヒーローに憧れるレイジにとっては、夢の展開!
それも、イベントでやる戦隊ヒーローではありません。本物です!本物の戦隊ヒーローになれるのです!
憧れが現実になる。なんて素晴らしい世界!
でもね、レイジを勧誘した可愛いマスコットキャラ『ナコ』のセンスが微妙なんです。
戦隊ヒーローの主役といえば、やはりレッドでしょう。そのレッドの名前は『西瓜レッド』
スイカレッド? 果物戦隊ヒーローなのかな?
そう思いきや、他の戦隊は、
『菜の花イエロー』『武者インディゴ』『青田イエローグリーン』『夕立ブルーグリーン』などなど。
統一感がなーい!!
レイジが訴えるものの、ナコは頑固。不思議な色と、センスが微妙なキャッチでいきたいようです。
折り合いがつかないまま、敵とのバトルが始まります。
赤羽レイジこと西瓜レッドは、熱いハートを持っています。平和を守るために悪と戦って、勝利してくれるのではないでしょうか?
と、読み手である私は期待しているのですが、物語はまだ始まったばかり。どうなるのでしょうね?
レイジが苦労する未来が想像できなくもないですが……戦隊ヒーローの活躍を祈りながら読み進めたいと思います。