一人称も「俺」な男気あふれる女子高生、雪。派手な見た目に反し、中身は推しキャラを激推しすることに命をかけているオタクである。
寡黙を通り越してほぼ無口な男子高校生、柊。ほとんどの人との会話をスマホによる文章提示で行う、絵文字がやたらかわいいオタク。そして実は声がいい。
グッズ交換のために顔を合わせた二人だったが、もちろんここまで似たもの同士で気が合わないわけもなく。二人はあっという間に気の合うオタク友達の絆を結ぶことに。
同じ作品のキャラについて心置きなくトークできる心の友を得、ホクホクなふたり。しかしやはり年頃の男女が並べば、友情イベント以外のあれやこれやも起こります。
相手の好きなものは、嫌いなことは?
どうやったら今の時間を楽しんでもらえる?どうしたら笑顔をもっと見れる?
……自分のことを、どう思っている……?
推し作品のことなら隅々まで攻略できるオタクたちなのに、人付き合い、それも異性とはてんで初見チャレンジもいいところ。時に慎重に時に大胆に、二人は相手と向き合っていくようになり……。
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オタク属性の高校生たちによる恋愛ラブコメです。女性向け恋愛ジャンルですが主人公の雪ちゃんが勇ましいので、なんだか男子高校生の叫びを聞いてるような感じがするのがすごく新鮮で面白いです。いや、ちゃんと女子高生らしい悩みもあって(服どうするとか髪どうするとか)またかわいいんですが。
ときどき柊くん視点のお話も読めますが、とにかくこの二人のお互いへのリスペクト度が高すぎて本当に面白い。いつもなら二次元の推しに向けるであろうオタク早口で、ひたすら相手へのエモーショナルを語ってくれます。それがリズム良く、クセになってしまうほど(笑)ここまで相手のことを推しまくる小説ってなかなかないんじゃないでしょうか。
可愛い絵文字を用いて筆談(スマホ)がデフォな柊くんですが、実はどんな女子でもときめき不可避なほどのイケボの持ち主。そんな良いところを封印してしまった理由もきちんと語られていきます。ここに物語としての緩急があり、終盤では二人の関係性がはっきりと変わっていくのが見て取れます。なんて尊い……////
まだ第一部のみ完結したばかりというこの二人の恋、追いつくなら今ですぞ!おすすめです。
見た目は美少女、性格はイケメンの俺っ娘の雪ちゃん
見た目はクールイケメン、性格は超内向的なイケボの柊くん
オタクという共通の趣味で知り合った二人
出会うべくして出会ったと言っても過言じゃない
柊くんは超絶イケメンボイスにコンプレックスがあり、
普段は絶対に声を出したりしない
雪との会話もスマホを通しての筆談なのだが、
その筆談に使われる顔文字が、とにかく可愛い!!
無表情の見た目とのギャップもさることながら、
スマホで繰り出されるその顔文字に、雪は悶絶必至
内面の素の部分が全く違うのに
いい意味で共感しあっている二人
萌えきゅん焦れ甘ほっこりLOVEを求めている人にオススメ
ちょっと変わった、内素なカップル、ここに見参☆彡
一読の価値あり!!
俺っ娘の雪は、ひょんなことから無表情イケメンでもイケボの柊君と出会います。
柊君は基本スマホを使っての筆談なのですが、その時に使う顔文字が滅茶苦茶表情豊か!
ふたりの共通点はオタクであるという事。
その後も会う事になったふたりの間にはLOVEも芽生えて行き……。
というお話なのですが、もうね、柊君のイケボの破壊力に何度も脳髄が尊死しましたよね。
あと、このふたり見ていてとっても可愛いんです! もうね、破壊力∞って感じ。
柊君はあるトラウマから滅多に口を開かないんですが、そのお声はもう破壊力罰君のイケボでしてね。脳内で低めのイケボが再生されていましたよ!!
雪ちゃんも、一人称が『俺』だし金髪出してぱっと見とっかかりにくいんですけど、中身は安定のオタクですし、柊君のイケボに尊死しまくっているしでもう可愛い。
くっ付きそうでくっ付かないなかなかのジレジレをも楽しめる作品になっていて。
雪ちゃん、なかなか素直に心を開放しないからねぇ。
もう、そこはどーんと!! っておばちゃんは老婆心で思うのですよ。
とにかく、尊死しまくれる作品です。
脳内でどのCVで流れるかもお楽しみのひとつです。
あなたもこの尊いふたりに悶えてみませんか?
見た目は綺麗なお嬢様、心も可愛い乙女。なのに話せば俺っ娘でオタクで、照れ屋だけれど心根は真っ直ぐでかっこいいヒロイン、有本雪。
そんな彼女が推しのグッズ交換で出会ったのは、無口無表情な貴崎柊。
会話は携帯を通して可愛い絵文字攻撃!?
手先が器用でマメ男君。その上予期せぬタイミングでイケボまで繰り出されて……
雪さんも読者も尊死まっしぐらです(笑)
とっても魅力的なギャップ萌えカップルが、テレテレ、ジレジレさせてくれる本作。
読んでいる間中、ニマニマと口角が上がりっぱなしでした。
楽しい学校行事、推し活旅行、周りの優しくも個性豊かな友人たちの友情に胸熱くしながら、一緒に青春を謳歌できる物語。
是非、皆さんも味わってみてください。
お勧めです!
アニメオタクを共通項とする、俺っ娘女子高生の雪さんと、無口な男子高生の柊さん。
とにかく、2人のキャラクターが濃くて、面白いです!
実は柊さんは超『イケボ』の持ち主で、普段は無口でスマホで顔文字を駆使しながら意思表示するわけですが、それだけに不意打ちのようにやってくる『イケボ』に、一人称が『俺』の、いかにも硬派そうな雪さんも、何度も心臓が止まりそうになるくらいにときめきまくるのです!(笑)
そのラブラブな悶絶っぷりに、ニマニマが止まりません☆
途中、恋敵(?)が登場したりするし、何だかんだ言って2人は恋に不器用だし、「もう、付き合っちゃいなよ!」と声をかけたくなることうけあいです。
今後、2人がどう関係を深めていくのか、ちょっとしたやきもきも楽しみながら、見守っていきたいと思います。
キレイ系女子高校生の主人公は自分のことを「俺」と呼ぶ「俺っ娘」だ。しかもアニメやゲームが大好きなオタクでもある。ある日、好きなキャラクター欲しさにガチャったものの、出てきたのはお目当てのキャラクターではなかった。そこで主人公は、自分が入手したキャラクターと、お目当てのキャラクターを引いた人と交換することを思い立つ。そこでSNSでこの交換を呼び掛けたところ、反応があった。
相手と実際に会って、キャラクターを交換することになった主人公が待ち合わせていると、そこにやってきたのは他校の男子高校生だった。しかもこの男子高校生の声が、オタクが聞いたら死ぬほどのイケボだった。ところがこの男子高校生は、そのイケボを封印しているのか、スマホでやり取りするように。しかし、ここでも主人公はこの男子高校生の絵文字の可愛さにキュンとしてしまうのだった。
こうして主人公と男子高校生の仲は深まっていく。
とにかく、メッセージについてくる絵文字がかわいいです。
そして、作者様の言っていた通り、このイケボがアニメとなって聞くことができる日が来ることを願っています。
是非、是非、御一読下さい。
カクヨムユーザーたるもの、大なり小なりオタクの部分はあるのではないでしょうか。
そんなオタクが恋をするなら、やっぱり価値観を理解してくれる人がいい。つまりオタク同士のカップルが理想なのかも。
本作の主人公ユキちゃんはアニメやゲームのキャラを推すオタク女子高生。そんな彼女がグッズ交換をする際に知り合ったのは、無口系男子の柊くん。
一見デコボコ感のある二人ですが、やり取りが実に微笑ましいのです。
というのも、柊くんはスマホを使って文字でやり取りすることが多々あるのですが、その際使われる顔文字がとにかく可愛い!
例を挙げると、こんな感じです。
.。.:*・'(*°∇°*)'・*:.。.
ドキ(✱°⌂°✱)ドキ
(*つー`*)
どうです。 一見無愛想にも見える男子高校生がこれを使うというギャップ。可愛くないですか?
もちろん、ただ顔文字を使うからいいというわけでなく、オタクとしてのこだわりややりたいことをしっかり理解し寄り添ってくらるという気遣い。これは、オタク女子の彼氏としては百点満点だと思います!
そして、それにドキマギするユキちゃんも可愛いです。
さらに柊くんには、ユキちゃんのハートを射抜く更なる秘密兵器、イケボまで兼ね備えているのです。
こんなスパダリどこにいるんですか!
気が合い価値観が一緒の相手といれば、オタクトークも恋のドキドキも、これでもかってくらい楽しめる。
オタクの恋の理想がここにあります!
アニメのオタ活をしている俺っ娘女子高生の有本雪が出会ったのは、無口で無愛想で、かわいい顔をした男子、柊くん。
無愛想といっても、それは彼が感情表現が苦手なだけで、スマホを使って文字でコミュニケーションを取ってくるのです。
そこでの文章が、絵文字がかわいい!
ちょっと変わってるけど、可愛いげがあっていいヤツ。
それに柊くんもアニメオタクで、オタ活仲間としての交流が始まります。
普段はあまり喋らない柊くんですけど、実は隠れイケボ。
顔はかわいく、それでいて口から出てくる声は濃厚イケボ。
このギャップがいいのですよ! しかも案外、イケメンムーブをしてきて、雪ちゃんがどれだけドキドキさせられるか。
オタクのことを一番理解できるのはオタク。
とはいえ別の人間ですから、意志疎通が上手くいかなかったり、すれちがったりすることもありますけど、ピュアな柊くんや、ドキドキする雪ちゃんが可愛く、何度もキュンキュンさせられるお話です。
推し活をテーマにしたラブコメディである本作は、広義のオタク心に刺さるキュートで共感度抜群の物語です。推しキャラへの愛情が日常に彩りを与える一方で、推し活を通じてリアルな人間関係が築かれていく展開が魅力的。
主人公の有本雪は、属性特盛のオタク女子高生。可愛い魔術師ユイリィへの愛を全力で注ぎつつ、どこかで同じ趣味を共有できる友達を求めています。そんな彼女が出会うのは、無口で無表情ながらも推し活を楽しむ男子高校生・貴崎柊。彼の可愛い顔文字や意外と行動力のある一面に、読者もつい笑みがこぼれるはずです。二人のやりとりは軽快で微笑ましく、リアルでも「推し」を共有できる相手の尊さを実感させてくれます。
さらに本作の魅力は、主人公たち以外のキャラクターにも光が当てられていること。配信者の汐亜とオタクお嬢様の紅葉というカップリングも心をくすぐる存在感を放ち、脇役の小森も推し活テーマの中でしっかりと役割を果たしています。それぞれのキャラクターが個性豊か!
そして何より、物語全体に流れる『推しを推す楽しさ』が響きます。推し活を通じて仲間を得て、友情や恋愛が自然に生まれていく展開は、ラブコメらしい爽やかな読後感を与えてくれます。
本作は、ライトノベル好き、小説好き、ラブコメ好きなど『推し活』を楽しむ読者にぜひ読んでほしい作品です。キュートで温かいエピソードが詰まったこの物語で、あなたもきっと『推せる』カップルやキャラクターに出会えるはずです!
無口で無表情。無愛想な男子、貴崎柊。
こういうタイプは女性への当たりも冷たいんですわ……と思いきや。
スマホから送られてくる文章が、顔文字が、可愛すぎるんですけど!!
ヒロインである有本雪も、その可愛さに心臓を止められて三途の川送りにされていますが、読者も昇天しそう。
それだけではありません。柊はたまに声を発するのですが、なんと、脳が痺れるほどのミラクルボイス。
これは確実に殺しにかかっていますね。
しかし、可愛いのは柊だけではありません。
オレっ娘のヒロイン、雪ちゃん。おもろ可愛い。
雪ちゃんの語りで物語は進むのですが、素直なんだか素直でないのかわからない言動が微笑ましい。君も確実に読者のハートを掴んでいるぞ!
可愛いというのはこういうことか。
と、世間一般で言われる可愛さとは違った、新次元の可愛さの世界を覗き見た気がします。
一読して、まさに令和という時代に合ったエンタメ恋愛小説、といった感想を抱きました。
無口で、キュートな絵文字で意思疎通をはかりながら、いざしゃべるとイケボな少年。
一人称が「俺」であり、男前でありながら、内面はとても乙女な姉御肌の少女。
そんな二面性を持った二人が「推し活」を通して出会うところから、物語は大きく動き出していきます。
文章には勢いがあり、エッジも効いていて歯切れがよく、くすっと笑みを誘われる場面も。
個性的なキャラが多いにも関わらず、けっして荒唐無稽にならずしっかりとまとめ上げているのは、作者様の力量がなせる技だと言えそうです。
ユーモアもありつつ、一途で真剣な恋と青春の物語。
彼女たちの恋の行方を、あなたも一緒に見守ってみませんか。
きっと彼女たちが愛おしくなること間違いなしです。
もうね、殺されるかと思ったって。
このギャップに殺されるかと思ったって。
おい、死人が出るやつだぞこれは。
やめろこのギャップは俺に効く。
良いですか、あのね、無口で無表情、ここまでは良い。もう全然良い。お釣りが来るくらい最高。そこへ来て、やりとりがスマホ画面で、そこに表示されてる文章(台詞)に可愛すぎる絵文字が並べられてごらんなさいな。
死ぬって。
死人が出るって。
なんだ?ここか?私の墓場は。今日が私の命日か?
死んでは生き返り、死んでは生き返りですよ。生者と亡者を反復横跳びで行ったり来たりしてるからね。ここまでのこまめな復活はさすがのイエスキリストでも無理なやつよ。
ちょっと私の生き死にレポートで前半を消費してしまいましたけど、あれね内容としては、ツンデレのオレっ娘JKと先述の無口無表情(でもきゃわわな絵文字の使い手)の交流を描いた――、ってもう死ぬって。自分の文章で死にそう。待って待って。ツンデレのオレっ娘JKとかもう勘弁してって。渋滞してんのよ。可愛いが渋滞してる。死ぬぞマジで。辞世の句を石に刻むところだぞ。千代に八千代に苔のむすまで残すところだってマジで。
とにもかくにも要所要所でこちらの癖(ヘキ)を擽って来るのです。
しかも恐ろしいことに、この無口無表情DK、イケボの持ち主なのです。出るって。鼻からクラッカー出るって。羽間さんなんてもん書いてんだ。もう脳内でブリキの兵隊がラッパ鳴らして大行進ですよ。おいおいおいおい、普段しゃべらねぇやつがしゃべるってだけでもレアイベントなのに、そこへ来てイケボっておい。焼け野原になるって。そしてそこから新しい命が芽生えるってマジで。桃源郷生まれるって。どうなってんの。私の情緒もどうなってんの。
いつも以上にトチ狂ったレビューしか書けない身体にされちまって、どうしたらいいの私は。
ツンデレ俺っ娘(ウッ、書いてるだけでニヤつく)の雪ちゃんと、そのお友達の紅葉ちゃんとのトークも大変百合百合しく、これはこれは大変結構なものを読ませていただいて、ってお歳暮を贈るところだったんですけど、そこでウホウホしていたらもっととんでもないものをみぞおちにお見舞いされた形ですね。イケボっておい、イケボって……。
現在は1章が終わったところでして、これからしばしのお休みを挟みまして2章が始まるようです。この隙に1章を履修して、2章から私と一緒にハァハァしましょう!