神崎閼果利

短編中編いろいろまとめました。

青鳥学園文芸部10月企画「『秋の味覚』を題材にした短編執筆」にて書いている短編です。

悩む主人公の前に現れたのは、白いワンピースに身を包んだ少女。 海が好きかを問われて、少年の瞳は揺れるーー 悩み抜いた末に少年は海で目を覚まし……？ 夏の海は少年に問いかける。 …

ＳＮＳの企画で書いたものなどをはじめ、様々な短編作品をまとめました。不定期更新。 各話の冒頭・前書き部分に[作品形式(短編・詩)]、[作品傾向(ダーク、ミディアム、ライト)]、[…

続いていたり、そうではなかったりする話。 どこから読んでも良かったりする短編集。

<KAC2024『箱』参加作> 彼女は箱の形を愛していた。 彼女にとって箱とは、整然とした秩序の象徴だった。彼女は毎夜、この世界が箱で満たされる様を想像しながら、安らかな眠りにつ…

―『おおきくなったら、あたしと結婚してくれる？』 ―『うん、いいよ。僕のおよめさんになってね、めあちゃん』 その約束を大事に大事に抱えたまんま、少女は大人になった。 ＊＊ 藍沢…

死にたいという漠然とした感情を抱えて生きている女性、十束來海(とつかくるみ)は、ある日、自らを天使と名乗る少女・十愛(とあ)と出会う。

恋愛に興味のない女子高生、水野陽向は、 唯一の友達である滝沢智咲と、変化のない日常を過ごしていた。 そんなある日、クラスに転校生がやってきたことで、陽向の心情に変化が現れ……？

じょ、冗談だったんだが……。何故こんなことになった？ 真面目なあらすじ 戦い続けるために己を拷問の犠牲にする変人、もとい軍の大将となった白泰然（ハク・タイラン）は死の恐怖に怯…

140字小説と掌編で連作している、同僚ふたりの物語です。 口と目つきが悪い笹木さんと、態度と声の大きな倉田さん。 日常の何気ない、このふたりだからこその関係性を楽しんでもらえます…

　──明け星学園。 　それは、この辺りでその名前を知らない人はいない。……それほど有名な、エリートの中のエリートの集まる高校。 　……そんな学園に、「とある事情」で転校してきて…

<KAC2021参加作 お題:直観> 狂気と称された画家がいた。名は瀧方沢雲。 私はある望みを持って、彼の遺作「祝福」の前に立っている。

【KAC2022「真夜中」】 "私"が勤める水族館では、真夜中になると少女が現れる。彼女はきっと生きた人間ではない。 上司に相談した"私"は彼女の正体を突き止めようとする。

【KAC2022「出会いと別れ」】 最終戦争後、兵器として生まれた"僕"は、ワンピースを着た"彼女"と出会う。 ふたりの出会いと別れのエピソード。

とある小説家たちのちょっとした創作風景。一話独立でさっと読める掌編集。不定期更新。

「描いてください、せんせい、わたしのことを」 はつ雪の便りをつれて古民家の宿に訪れたのは《裸婦画》だけを描く画家だった。 一重の瞳に潤んだ紅の唇、白練の和服を纏った綺麗な女流画家…

幻の国アクアラグーン。深い海の底にある美しい人魚達の王国。 これはその中で唯一『醜い』と言われた人魚、いえ、人魚とも認められず『魚人』と言われた女の子のお話です。

　テーマは「ノスタルジック・ホラーミステリー」。 　懐かしい田舎の情景とともに、ホラー要素も含んだジュブナイルなミステリーとなっております。 　夏も盛りの頃、湖畔の村で囁かれる都…

「たぶん、僕は殺される」 小説家ロデリックの元に届いたのは、未来の日付からのメールだった。 ロデリックは友人の危機に慌て、 幼馴染であり義兄弟であるローランド、ロバートとともに…

《星の彼方》から現れた《原始の民》が、未開の惑星の開拓植民を果たしたとき。やがて数多の星々を切り拓き、その生活圏を銀河系中に広げたとき。複数の勢力に分かれて相食みながら、人知の結…

“考えるな、感じろ” 記憶喪失の少年の意識は、大砲をも止める力に溢れかつ優しい心を持った少女が呼び起こした。 結局人類は争いの本能を封じる事は出来なかった。 しかし、人類には…

《誰も見たことがないヒーロー》 【あらすじ】 『さよなら、俺の二十八歳』 生活保護受給の青年、田中直也(たなかナオヤ)は鬱々とした底辺の日々を送っていた。 世の中と人生に絶…

【あらすじ】 『ミズチはアンタをどうするか』 高校生の木徳直人(きとくナオト)は見知らぬ部屋で手足を縛られていた。 目の前には刃物を持った謎の女。彼女は自身をミズチと名乗った。…

藤堂頼助(とうどう らいすけ)は、ゲームセンターで出会った女子高生・凛子(りんこ)を助けるために、現実世界を完璧に再現したゲーム『Fake Earth』（フェイク・アース）に挑戦…