青木双風

そんな時は、何かが、貴方を狙っているのかも知れません。

がんぎ小僧と出会った話。 ※「小説家になろう」との重複投稿です。

うつほ姫の語り部に任じられた少年の物語。 ※「小説家になろう」との重複投稿です。

この都市のオフィス街で発生した災害の概要は、局地的な豪雨による被害とビルの倒壊事故が重なったものとして偽装された。

　祖母の葬儀のために里帰りをした。 　けれどもその地は、弓を引くことを禁忌とする土地だった。 　 　弓引く者は鬼に首を刎ねられるという。 第１６回空色杯応募作品となります…

鏡は昔から、魔除けの道具として使われていました。

　悪女マデリーンはリサ・ラムスの当たり役だった。 　様々な男を手玉にとる、リサとは真逆のキャラクターだったが、それ故にマデリーンの印象は根強く残ってしまう。リサと付き合う男たちは…

一級建築士 建山斗偉志（たてやま といし）小さいながらも事務所を構える彼のもとに、今日も変な依頼が迷い込む。

三国志遺跡巡りにハマって毎年訪れていた中国。コロナ後にいろんなことがハードル高くなって旅行に行くのは難しいかも、と思っていた。ご縁あって団体旅行に参加させてもらい、現地の今を知る…

急に思いついたので書きました。変な話だと思います。

モキュメンタリー：ドキュメンタリー映像を模したフィクションのジャンルの一つ。『モック』は疑似を意味する。

『【三題噺】「子ども」「木枯らし」「祭りの後」』によせて、連作掌編（トンチキ）を五つ書きました。 小説のタイトルではなく、各エピソードタイトルの末尾に《甲》などと記載しています。…

【完結】 質問掲示板に投稿された、死んだ夫の日記を読んで欲しいという質問について。

その部屋は、完全に密封されていた。 カウンセラーの川嶋は訪れた患者の自宅で、異様な光景を目にする。 隙間を作らないことに異常な執着を見せるその患者は、 「隙間から妻が出てくる」 …

S県の山奥には開けた盆地がある。 その盆地の中央には小高い丘があり、そこには小さな祠がある。 誰となく人形を供える祠は羅漢の祠と呼ばれ、噂によるとその祠には続きがあるらしい。

防災省及び公安警察はこの人物の行方を追っている。

近所の居酒屋の店主が、YouTubeで動画配信を始めた。 その配信を欠かさず観ていた俺は、動画の中で毎回、不審な女性が映り込んでいることに気付く。

何か短めのものを書きたかったので書きました。ホラーかもしれません。

novel首塚さんに参加する生首です　不定期にお題（おそろい、ひらめき、祭り、館、心臓）が更新されると思います

繁華街の煌びやな夜。硝子の欠片の様な 雪が舞う。北の街のホストクラブの バックルームで。『その人』は、いつも 独り窓際の壁に凭れていた。「吹雪の 日には窓を開けるなよ。」その言葉…

俊太はかくれんぼをするうちに、どこか開けた場所にたどり着く。そこは駅跡だった。

　小学四年生の「ぼく」が、欲しかったゲーム機を商店街の抽選で外してしまい落ち込んでいると、抽選担当のお姉さんから商店街の本棚型モニュメントの秘密を教えてもらい、苦手な読書に挑戦す…

無駄としか思えない体毛に焦点を当てて書いたまさに無駄としか思えない作品集。読んでも何の役にも立ちはしませんが、人生は時に無駄こそ必要だと思います。知らんけど。

これは特殊激甚災害に発展する恐れがある一例である。

『祠』を壊した『僕』の前に現れ「死ぬよ。君」と言ってきた『おじさん』。死にたくない『僕』は『おじさん』の言う通り森の奥へと進んでいく── 祠壊から始まるちょっぴり伝奇風短編です。

M県にあったとある古いホテルで起きた実話です。

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暴力の血に振り回される男。夢とも現ともつかぬ異象。漂泊する人間のスピリチュアル・ペインを描く、令和のサイコ・スリラー！！！

「novel首塚2024」によせて書きます。更新頻度は未定ですが、とにかく「しゃべる生首」が出てくる話をのんびり楽しく書いていきたいと思います。 設定されている五つのお題「おそろ…

偽教授堕天杯によせて書きました。滑り込み失礼します。堕天ってどういうことだと思いながら書いたらこうなりました。

語らなければ苦しい、なのに夢の中でなければ語ることもできない、そういう〈物語〉はいわば呪いのようなもの。呪いはカタチにしてやればいい。カタチを与えれば、保存することも滅ぼすことも…

僻地の村の屋敷に暮らす「私」の身の回りには、ある時から汚泥が現れるようになった。それは妻を娶り子を成してからも変わらず、ある日屋敷には民俗学の教授と名乗る男が姿を現わす。

黄色い案山子の話。

以前公開した「丘にいるもの」のリライトです。アドバイスを頂いたので、そこに気をつけて書き直してみました。

「偽教授堕天杯」によせて書き始めたものの、なんか違うなと思ってボツにした作品です。

故郷へ二年ぶりの帰省をすることになった後藤陣一。その理由は、大学時代の先輩である琴平のたっての頼みが理由だった。密かに憧れていた琴平との二人旅だったが……。

　「僕」の自宅の天分楽器店の前に、ストリートピアノを置くことになった。そのピアノは、もともと「僕」の家の二階にあったピアノ教室のものだった。そこの亡くなったピアノの先生の娘・奏さ…

おたよりよんで

　美しい珊瑚礁の島へ帰郷した傷心の私はおばぁが認知症で徘徊していることを知る。おばぁの目的は龍神池に沈んだ結婚指輪を探すことだ。 　私は幼馴染みの和真とともに龍神池に指輪を探しに…

僕は依子さんのことが好きだった。 大学時代に同じサークルだった依子さんに、サークルメンバー全員が惚れていたと思う。 あの頃の依子さんが、僕は好きだった。

南太平洋に浮かぶ小さな島、ギベレー島。海外領土でありながら無人島で放置されている島の測量をすることになった「僕」を含めた五人。 近くの島の住人からは忌避されているものの、意外にも…

いつも見かける女の子。 お地蔵様の前で体育座りをしている女の子。 あれは、多分神様だ。 だから、友達になろうと思った。

一行で初恋、失恋、恋の成就などの話を書いていきます(一行怪談の恋愛話バージョン)。一話完結型です。 思い付いた時に書くので不定期更新です。

その滝壺には河童が棲むという。

「第二回NTR小説フェスタ」によせて書きました。

丁寧に綴られた手紙は美味しい。 Rは、手紙を食べて暮らしている。 手紙をもらうためだけに恋人や友人を作って暮らすR。やがて彼女に届いた、お別れの手紙。 恋愛ものなのかな…。

2chオカルト板のスレッドの略称である、洒落怖。 ジャンルや真偽を問わずただひたすらに怖い話を集めたあの独特な掲示板の雰囲気を、Discordでこの令和に蘇らせたい。 書きたい人…

海辺にある今は廃れた神社の裏手にある常夜灯に火を灯してはならない。恐ろしいモノが見えてしまうからね。 久々にリハビリ感覚で書いたホラー。