目次を見てもらったら分かる通り、毛は毛でも何でそれを選んだ??ものばかり。しかし、そういう毛たちにこそ物語があるかもしれません……いや毛頭ない。私は二話目が好み。多分、アンケート取ったら一番少ないけど。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(109文字)
鼻からのぞく鼻毛。あれはこの世で屈指のイヤな奴だと思います。人生の大事なときに、ここぞと言う悪戯を仕掛けてくる闇の仕事人。それも、チラリと少し鼻からのぞくだけ、と言うたったそれだけの労力で。そんな鼻毛の悪行を余すところなく描いて、存在感ある台詞でしめる。実にセンスのある作品とお見受けしました。