キレのある好短編でした

鼻からのぞく鼻毛。あれはこの世で屈指のイヤな奴だと思います。人生の大事なときに、ここぞと言う悪戯を仕掛けてくる闇の仕事人。それも、チラリと少し鼻からのぞくだけ、と言うたったそれだけの労力で。そんな鼻毛の悪行を余すところなく描いて、存在感ある台詞でしめる。実にセンスのある作品とお見受けしました。