とにかくこの作品、雰囲気が良いです。 怪奇小説を思わせる舞台設定。いかにもクトゥルーの眷属なんかが棲んでいそうな謎の島が舞台です。 その島へ測量に来た一団が、どう見ても人の手によるものとは思えない、異常な形で死んでいる死体を発見する。そこから物語がスタートしていきます。 王道の怪奇小説を思わせるような雰囲気抜群の作風と、怪死事件を追うミステリアスな展開。一度読み始めたら最後まで引っ張られることは間違いありません。