大人気の小説教室の講師に根本先生という方がいます。
教室の生徒さんから新人賞の受賞者が頻出している方で、もともとは吉本ばななとかを発掘した編集者でいらしたとか。
むかーしむかし新宿でやってた小説教室で私も二期ほどお世話になったのですが、講義の面白さももちろんですが、生徒が何を言っても何を書いても馬鹿にしない、かといっておもねりなどせず建設的なコメントを下さる、とても真摯な先生という印象が強く残っています。お忙しい先生なのに、廊下ででも質問すれば答えてくださる方でした。
引っ越しのために教室に通えなくなって、とても残念に思ったのを覚えています。
その先生が、小説家を目指すならこの400冊は読んどけというリストを公開していました。
日本一、数多くの新人作家を発掘した編集者が語る【文筆家・作家(をめざす人)がこれだけは最低読むべき文芸リスト400】
https://note.com/studiopocket/n/n47715f901488
まじかやほとんど読んでないわ。
『』の作品を含めX冊読んどけ、ということなんですがアレですよ、たとえば:
森鴎外 2冊 『即興詩人』
芥川龍之介 3冊 『歯車』
森鴎外なんか山椒大夫とか舞姫なんかは当然だよね?ところで即興詩人は読んだ?みたいな。
芥川だって蜘蛛の糸とかトロッコとか時獄変とかはもう当たり前すぎて言わないけど、やっぱり歯車とかある阿呆とかあたりを読んでおこうね?みたいな。
泉鏡花なんて外科室とか高野聖なら読んでたもん!くらいの話。
だからこの400冊を読んでる人は軽く2000冊はこのあたり読んでることになると思う。うわあ。
いや、どうかな、と思うこともないことはないんですけどね。
たとえばクイーンの『Xの悲劇』が入っているのにアガサ・クリスティーが一点も入ってないとか、ヘミングウェイとかマルケスが入ってんのにパウロ・コエーリョがないとか。
もちろんこうしたおすすめ読書リストとかは目安でしかないものなんですけど、今年はこのリストを中心に本を読んでいこうかなと思っています。
小説教室ですが、今はオンラインのクラスに通っています。在外だからオンラインしか取れないんですよね、日本語の小説教室となると。
定期的に読んでもらって、講評してもらえる場があるのはとてもいい。
こちらのお教室も先生も大好きなのですが、どこかで迷惑になるといけませんので内緒にしときます。ウフフ。