諸星モヨヨ

　色々なことに疲れて、何もかもどうでもよくなってしまい、何もかもを放り出してきた俺は、社会から逃げるように身一つでふらりと故郷に帰ってきた。 　過疎化が進み、今や誰一人として住…

ごくありふれた一般的なやさぐれた社会人、志乃田マコトはある日車にはねられ死亡してしまう。適当な女神に転生させられて最初に目に入ったのは浴場の一糸纏わぬ少女の姿。そしてなぜだか少女…

明朗快活、ハツラツとした元敏腕教師のじいちゃん。 ある日彼は、主人公の藍の目の前で持病の発作を起こし倒れてしまう。 「俺が悪かった、許してくれぇ」 そんな必死の言葉を残して。 …

　『ミルナの怪』＝2022年に某匿名掲示板の「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない？」というスレッドに投稿された話——いわゆる洒落怖。 　これは、その『ミルナの怪』がとある…

睦美は苛立っていた コロナに物価高 安定しない収入 そんな殺伐とした毎日でも睦美は全盲の兄、弘道と可愛い一人息子、佑真と互いを思いやり助け合いながら生活している

妻と母は反りが合わなかった 俗に言う嫁姑問題という奴だ

　私の母は、アルファツイッタラー。 　幸せな日常を切り売りしながら、引用リツイートで世相を斬りながら、強く、賢い女であろうとする。 　私は、そんな母のお人形。いいねとRTを稼…

ある日突然教室の窓に巨大な蛹が張り付いてた話です。 本作品は誹謗中傷・器物損壊・賊害などの犯罪行為や自裁を助長・容認する意図で作成されたものではありません。

太平洋上の宇宙空間で船から放り出された私は地球を眺めながら助けを待っていた。そんな私の目の前に巨大な良く分からない何かが現れたのだった。

　20☓☓年、日本。 　私たちの日常は、大して進歩していなかった。 　スマホ、タブレット、テレビといった家電。 　youtube、Twitter、TikTok、Instagram…

私の短編小説「掌」の続編です。 私が思っていた以上に読んで下さった方から評価をして頂きました。 「２人のその後が読みたい」 と言って下さる方もいらっしゃったので書いてみる事…

ある社会人の最後の二日間の記録。

数年ぶりに故郷であるヨアンの街に帰ろうと、帰路についていた主人公ガウス。しかし久しぶりの帰郷の為か、山中で道に迷ってしまう。しかし視界の端にオーストラリア建築特有のコロニアル様式…

仕事帰りのサラリーマンがコンビニに寄ると小さな月が箱に入って並べられていた。『これでお部屋でお月見を』というポップを添えて。サラリーマンは同居人のために一つ買って帰ることにする。

ボクは、旅の途中で瀕死の男と出会う―※他サイトでも掲載しています。

テレワークで仕事の才能を開花させた咲恵。常にスマホを片手にオーバーワーク。 うまくいきすぎた彼女はもはや別世界にすむ別人へと変貌を遂げるのだった……。

高知県出身の主人公は静岡で一人暮らしを始め、やっと安寧を得た。そして遂に幼い頃、高知の土地で経験した巨大な怪異と亡くなった友人への追悼を兼ねて書き記す体験談。

社会の下であえぐように生きている青年。ある日突然現れた二人組との出会いで青年の日常は一変していく。近代に近い世界を舞台にしたファンタジー。

　金が無くては、やがて妻となる彼女との豊かな生活を手に入れることができない。そう、金が無くては―――。しかし、現実は厳しく、働いても働いても、うだつは上がらず、豊かさからは遠のく…

「第一回怪獣小説大賞」によせて書きました。

全身のホクロやくすみを徹底的に塗り隠し、まるで人形のようなモデルが出演する成人動画。 それを観た女性ライターの話。 人形偏愛症（人形愛）—— ピグマリオンコンプレックス。人形、…

「記憶は、記憶はいりませんか」 「その記憶は大事に取っておきなさい。記憶は、その人自身なのだから」 これは、記憶を売る少女と記憶を買う男の話。 それは、心温まることのない、暗く…

行商人ギル マレーの手によってアメリカからマレー半島に渡ったジャック オー ランタン 彼のそこでの主食はオランウータンの頭部だった…

　七歳の頃、僕は田舎の祖母の家に預けられた。 　その町というよりは村という言葉が似合う場所で、僕は奇妙な経験をする。 　そして、二十年後、僕は戻ってきた。 　僕を待っている…

地球が新たな星を産む準備をしている！ 荒唐無稽なる説を唱えた大倉博士は、科学者としての地位を失い、家族からも見放される。 滅亡寸前の地球からわれさきにと逃げ出す人類をよそに、…

浅川純一、彼には秘密であった。それは秘密結社ガリアンと戦うヒーロー「メタルマン」だったのだ！！！！

私と麻木麗は友達ではない、かといって他人でもない。クラスメイト？　同級生？　今まで読んだ小説にはこれを表す言葉は今のところ書かれていなかった。

田舎道を自転車で走っていた主人公は突如謎の女に呼び止められる。奇抜な女は自分を神様だと名乗り、主人公を助けると言って聞かないのだった。

全2話+α。

自主企画「100文字で小説を書きませんか」参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054888168750 書き散らかしてしまっ…

此処は軌道エレベーター、静止軌道ステーション「ヘリオトロープ」。 わたしとザーリャは三万六千キロメートル先の地上に落ちる流星群を探す。 流れ星に願いを託すために。 三千字の短編…

かみさん、いや、あの、あばずれが不貞に走りやがった 俺は、あばずれをぶっ殺そうと思ってアマゾンにアーミーナイフを発注した…

夏休み初日、同じクラスの小野さんに花火大会に誘われる。 だけど、彼女が口にした見物スポットの穴場は「本校屋上のプール」。 僕は彼女に「ある借り」がある。 エキセントリック過ぎる彼…

オチを考えずに書き始めた小説や漫画の執筆中に、いいオチを思い付いた時に感じる快感と高揚……もし、それが、あるモノと本質的な違いが無いとしたら……？ 「なろう」「カクヨム」「アルフ…

理から外れた現象、存在、『怪異』と呼ばれるそれらが日常に同居している世界。ある日の夜、地方都市『渚市』で怪異狩を営む紅葉の前に特級怪異『蕨平諏訪守綱善』が出現する。『白峰の霊鏡』…

襲来する巨大脅威にロボット兵器で対抗している世界で、元ＯＬのポンコツ主人公がエースパイロットの少年と出会って心を開かせるまでのお話。 あらすじ 二十二世紀の超ＡＩ「演算思考体」…

　人生に絶望した僕は、この世界からサヨナラすることにした。 　 　どうせ死ぬのなら、せめて世界が悲しむ雨の日にしよう。 　そう決めた僕は雨の降る日を選んで、街で一番高いビルの屋…

都会のすみっこの安アパート。オオカミ男は同居人の魔法使いの怪しい呪術儀式を尻目に天井を仰ぐ。目の前には打ちかけの小説の表示されたノートパソコン。今日がオオカミ男が小説を書き始めて…

幣原宗介は脱サラをしてバスの運転手に、毎日勤務に励んでいます。

　新社会人の川野直人は新生活を始めるために、とあるアパート「水源荘」へ引っ越してきた。 　狭い部屋の中、ペットのイモリと寂れた日常を過ごしていると、次々と不可解なことが起こる。…

ホームセンターのアルバイト店員として働く八木は風呂が大好きで、今日も入浴剤を入れて癒やしのひとときを味わっていた。しかしそこに電話がかかってきて……。 ※小説家になろう、ノベル…

『あ、あの先生に……描いて、欲しいんです』 「え……？　描くって何を？」 　彼女は再び声を詰まらせ、そしてその言葉を口にする。 『あの、もう一度、私を、です』 ＊＊＊ ＊…

初めて彼女【睦美】の家に遊びにいくことになった俺。しかし、彼女の部屋の風呂場には、鎖に繋がれた口のきけない凶暴な男がいた。男は俺を殺そうと襲いかかってくるが鎖に繋がれているため寸…

　悪魔を信じる”僕”と”彼女”。 　君は僕の理解者だと思っていた。けど違ったんだ。 　君は僕の、僕だけの小悪魔。

酔っぱらいが宇宙から来た立方体と対話する話です。最後まで読んでいただけたら幸いです。

　突然、私の目の前に現れた男は、脈絡もなく百の怪異を淡々と語り始めた。 　あるひとつは幽霊、あるひとつは人間の恐怖、あるひとつは不可解な答えのない怪談たち。 　正の字の印を記…

兎を誰よりも愛していた飼育委員の少年。同じ飼育委員の少女とささやかな友情を育んでいた或る日、兎が小屋から脱走するという事件が起る……。

学級から排斥され、幼馴染との友情も破綻した恵美は、学校へ行くことをやめた。そんな折、かつて出会った本を読み返すために向った図書館で、彼女はもう一人の幼馴染である美穂に出会う……。