伊藤東京

黄昏れるのは、きっと、その光景に、自らが持っていない何かを投影しようとしているから。そんなテーマの詩を書きました。

KAC20245のお題『はなさないで』をテーマに、結婚して何十年経った老夫婦のとある日を切り取ってみました。 何か感じてくれたら、幸せです✨

寂れた町の片隅にあるパソコン教室に、八十歳の和装の女性、初枝がやってきた。 彼女は、今までパソコンに触れたこともない。 彼女がパソコンの操作を覚えたい理由は、亡き夫が残した小説…

今度俳句・短歌コンテストがあるみたいなので、参加用に投稿してみます。 俳句や短歌についてほとんど何も知らないのですが、参加することに意義がある……かもしれないので、投稿するだけ…

直感。違和感。 KAC20244参加。

※ほのぼのでもハッピーエンドでもありません。フィクションです。 冬の雪山で遭難した老夫婦。 救助隊が懸命に捜索を行ったが、夫は凍えてしまい、妻だけが生き延びた。 夫は最後まで…

犀川 よう様が企画された「第一回さいかわ卯月賞」参加作です。 テーマは「春」。 綺麗な物が妬ましかった。 私以外の全てが、私を置き去りにしてるようで憎たらしかった。 だから私は…

私、トリだったんですよ。 KAC20246参加。エッセイです。

高校一年生の主人公は中学生の時から好きな人がいる。 ある日自転車で走っていると、その子がコンビニの前にいた。 話をすると、彼氏と喧嘩中でどうしたらいいのか落ち込んでいるようだった…

犀川よう先生【自主企画】「二千字以上四千字程度」までの「新作短編小説」 テーマ「春」 https://kakuyomu.jp/users/eowpihrfoiw/news/168…

那智　風太郎さま【自主企画】 春なので『桜』と『猫』が登場する作品を募集します。 https://kakuyomu.jp/user_events/1681809307511464…

「――……白い蛋白石（オパール）が好きなのかい？」 真っ白な部屋に隔離された「きみ」のためだけにつくった物語を語る「わたし」の話。 ほんのりファンタジー風味です。

フラワーショップ『マリーゴールド』には、左目に眼帯をつけた渋い初老の男性店主、ホーキンスがいる。 彼は、低い声で優しく接客してくれる。 彼は若い頃に戦争で妻を亡くしていた。

創作をするうえで、僕にとって貴重な出会いがありました。 その方がいたからこそ、僕は書き続けている。 でも、その一方でヨムことを疎かにしていないか？ 明日もその作品が読めると、本…

クロノヒョウさんの自主企画参加作品。 (一度、参加してみたかったのです) 第51回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画 お題：天使の化石 https://kakuyomu.j…

　過ぎ去った日が時を超えて、今それを成しえた。 二人は静かな時間をすごした。 「あの時に祐人に処女を上げたら、このまま付き合って、結婚も考えたのかもしれません」 「今思えば、人生…

彼氏に手酷く振られ傷心のまま訪れた、南の果ての海辺。 そこで出逢ったのは彼によく似た男性だった。

努力して、稼いで、実力によって勝ち取る。そうやって叶う夢は本当に最高だろう。 でも、それ以外にもあっていいんじゃないだろうか。 【KAC2024参加作品②：住宅の内見】

坂垣朝陽は恋をしている。 けれど、それはきっと報われない。 なぜなら彼女が恋した相手は……。

休日の朝に焼くクロワッサン。 クロワッサンとは、三日月。頂上。小さな角（つの）。マリー・アントワネットの功績？ 三日月は、恋愛成就？！ ※図らずも、本作品（第４話）には性的描写…

　麗子にとっては朗との最後の思い出にしようと愛し合った。 そして、愛し合ったのち、ばったりとベッドに倒れた。 　朗は仕事の疲れか、軽い眠りについた。目が覚めてみると、麗子はもうそ…

心の中でずっと勝手にお高く止まらせていたそれは、後腐れでしかありませんでした。尊んでいたはずの価値、喪失につきまとうステータス。すべてが穢れた優越感ばかりを生む一つの枷で。胸糞悪…

俊介は久しぶりにあった由佳を見て一段と綺麗になったのにはビックリした。 そして「元気そうな由佳さんに会えてよかった」といった。 由佳は「あの時はごめんなさい。私は子供でした」そ…

KAC2024第7回お題「色」で書きました。 念の為レイティングつけてますが、具体的なことは何も書いてません。

タイトル通り、カクヨムをペットショップに見立てて、そのあり方などを書いてみました。 軽い読物です。お気軽にどうぞ。

過去最強クラスの寒波が襲う、工事中のビルの前で、僕たちは再会した。それはあまりにも数奇な出来事だった。なぜなら、もう何年も前に死んでしまっていたから。 彼女の提案で僕たちは、生…

歳の差　甘々　微ヤンデレカップルがイチャイチャする、とある春の日の朝のお話し。 とびきり美人な男の子、糺祈《ただす　いのり》くん。17歳。 むちゃくちゃ綺麗な大人の女性、鷹…

主人公は夢に描いていた会社から内定をもらい、喜びと期待に胸を躍らせていた。しかし、入社前にその会社が不祥事に巻き込まれたという衝撃的なニュースが明るみになる。主人公の心には様々な…

　水曜日の夜、直也たちは学校の地下にあるという『時の祠』を探検することになる。普段は入れない場所だが、この水曜日の夜だけは宿直がいないため入ることができるという。 　俺達は洞窟の…

短編異常恋愛小説。 主人公には彼女がいた。自分のヒロインになることに何よりも幸せを感じる。ヒロインを愛し愛される関係こそ真の愛だと思っていた。しかし、彼女の秘密を知ってしまい愛と…

バトルは7話から始まります。素人なので文章が読みずらいと思います。変だなと思った所があれば遠慮なく指摘して頂けると幸いです。少しずついい文章が書けるように精進します！ 京都を舞台…

皆さんは2045年問題をご存知でしょうか。 人工知能の性能が2045年に人類の知能を超えると予測されています。 チャットGPTなどが台頭してきたこの現代。 人工知能が人類を超える…

※時系列を逆進的に表現いたします。 身の回りで次々と大切な人を失った、遺伝子工学の天才レオナルド・大・アルバーン。 彼の最後から遡り、短くも波乱に満ちた人生を振り返る。 父に…

”恋はか弱いものと君はいうのか？　恋は、荒々しく、 　無常で、残忍で、棘のように人の心を刺すものなんだ。” ——『ロミオとジューリエット』　ウィリアム・シェイクスピア　平井正穂訳…

「今までのあなたの記憶は、すべて夢です」 夢を自由に見られる機械「感応機」そのユーザーに重大な事故が起きた。 主人公は感応機の中の記憶以外、すべてを失ってしまったのだ。彼は騎士で…

現在、第2章準備中 学校帰りの駅のホームで、同じ高校の後輩である椛木乃 千景(かばきの ちかげ)がナンパされている現場に遭遇する。 過去の嫌な記憶から、椛木乃のことを救ったはい…

　多くの人間が死と生について悩む世界。猫はのんびりと思いつきもしない側面を述べる。 　生きることが辛くなった人々に寄り添ったり、離れたり。 　おせっかい焼きで人のことを思う猫のお…

少年は、かつてその強すぎる超能力で人を傷つけた。 少女は、かつて1人の男に家族、清純、そして手足を奪われた。 そんな2人の少年と少女。彼らの運命は1つの事件で交差する。 こ…

１９９０年代、日本のバブル経済が崩壊。豊かさと煌びやかな夢が現実の荒波に飲み干され、繁栄と破綻を経験したとき、人々は己の生き方や存在に向き合い苦悩します。泡沫のような日本の栄光は…

　これは2022年に亡くなった私の母方の祖母が生前(おそらく私が中学生くらいの時)に記した手記を基にしています。 祖母が亡くなるまですっかり存在を忘れ去っていましたが、ふと思い出…

文学部の地下書庫で、大正デモクラシーな女史が、わたしの前に立ちふさがった・・・

闇に覆われた世界で、私は一人、小さな命を産み落としました。 生まれたばかりの我が子を『洗礼所』へと連れて行くため、私は列車に乗り込んだのです。 ※過去作を改稿・改題したものです。

食べ物系短編。ちぐはぐしながらコンビニ弁当、と味噌汁。