桐谷アキラ

　都会の銀行員たちの日常と、じわじわ滲み出す異界の気配が交錯する導入がとても素敵です。マイナス金利や店舗削減などのリアルなお金の話が、そのまま「見えないマイナス」を刻むホラー要素に…続きを読む

　魔王を倒して世界を救った、その“後”に待っていたのが、まさかの「税金」と「制度」なのが最高に皮肉です。 　勇者が報奨金を前にして喜ぶのも束の間、しれっと差し引かれる源泉徴収、優遇…続きを読む

　受験や家庭の息苦しさが「サンタ」といういかにも明るいテーマを軸にして、ぞっとするほど鮮やかに反転させています。 　雪、椿、鏡、そして“プレゼント”――日常の小物が少しずつ歪み、読…続きを読む

　“氷の聖女”と呼ばれる美少女・雪宮と、学校で居場所のなかった久澄。 　二人が「幼馴染」を演じるところから始まるこの物語は、甘さだけでなく、周囲のキャラクター達の存在感が極めて魅力…続きを読む

　恋を知らなかった“本好き男子”と、明るくて真っ直ぐで、ちょっぴり不器用な“ギャル後輩”。この二人が少しずつ距離を縮めていく過程が、とにかく丁寧で、胸に沁みます。 　派手な展開で…続きを読む

　王都で婚約破棄を言い渡されるのは、“泣き叫ぶ悪役令嬢”ではなく、冷静にシャンデリアの維持費を計算している財務長官令嬢。 　彼女が帳簿と条文で殿下を論破していく序盤から、かなり毛色…続きを読む

　精神科医が異世界で授かったスキルは、まさかの「処方箋（プラエスクリプティオ）」――薬理学をそのまま“戦闘能力”へ変換する前代未聞のバトルシステムが、本作最大の魅力です。 　眠気、…続きを読む

　皇居・皇室・皇宮警察という一見お堅い題材を、ここまでライトノベル風に“ちゃんと面白い形”に料理してくるとは思いませんでした。 　暴君気質でサブカル大好きな皇孫と、その「御力」の…続きを読む

　教室の「隣の席」にいるのは、ただの物静かな優等生の女の子のはずだった。 忘れ物をしたとき、ピンチのとき、なぜかいつも都合よく差し出される「助け」。 優しさと好意のはざまで揺れる神…続きを読む

「女子の放課後って、こんなに情報量あるのか…」と、男性目線で見ると圧倒されつつもすごく楽しく読めました。 プリクラ、カラオケ、渋谷のカフェ、横浜女子旅。 “映え”を追いながらも、…続きを読む

　最初は“病弱少女が異世界で剣豪へ”という王道かと思いきや、戦闘描写の爽快さとキャラ同士の心の距離感の描き方が素敵です。 　“姫として気丈に振る舞ってきたアリシア”の内側を丁寧に見…続きを読む

　辺境の“完璧すぎる王女”アイラ。 自室へ入った瞬間にだらけ姫へ変貌し、恋愛小説をむさぼり読む普通の子。 このギャップ萌えが楽しめます。さらに地下遺跡で拾った魔導書が、 下品で偉そ…続きを読む

　喪失を抱えた父と小さな相棒ポメラニアン――この二つの視点が、読者の心を一気に物語へ引き込みます。日常の温もりから一転、思いもよらない“転移”が起きる導入はスムーズで、切なさと希望…続きを読む

　写真集お渡し会から、突然の「世界が階層型迷宮に置き換わる」導入がスムーズで、一気に掴まれました。 　ゲームの数値やスキル説明が、“ただの設定”で終わらず、推しを救うための選択に直…続きを読む

『義妹の可愛さが天元突破』しています。 　開幕から義妹・美鈴の甘えっぷりが止まりません。 　料理上手で家事万能な兄・奏多が、ネムリ姫の義妹、オサナ姫の幼なじみ、タカネ姫の生徒会長、…続きを読む

静かな冒頭から一気に心をつかまれました。 家に帰れない少年の「孤独」が、淡々とした描写でじわじわ染みてきて胸が痛い。 でも、夜の公園で出会った“先輩”が全部を暗くさせない。 よく笑…続きを読む

貧乏名家の次女アネッタは、勇者パーティーの“監視役”として王都から雪深き北方ドランツ領へ 筋肉自慢が集う極寒の街、雪原に響く笑い声。見たこともない風景、初めての出会い、街中で始まる…続きを読む

あまりにもうさんくさいけれど、本質的な意味で悪辣なことをしなさそうに見えるのがよいですね。

AI系VTuberであって自立型の身体も持っているところが、結構新しいです
VR空間に生きているのではなく、隣人として生活をしている感じでロマンがあります。

なかなかリアルで本当の意味で株式投資の話とかはできないのでちょっとした共感が得られてとても好きです

それぞれの五感能力を持った人物が日常生活に苦労しながらも事件を解決していきます。
普通の推理物と能力物が合わさった感じで新しい感覚で読める物語です。

これならゲームからでなくていいなぁと思ってしまいました。