精神科医の俺がヤンデレ女神に顔面全振りで転生させられた件

前世の職業の病気に対する処方箋を書く能力が、そんな形で使われるとは思わなかった
トリートメントコンプリート！　口癖になりそう。

第一章まで読了しました。

最初は女神カルミナのあまりのヤバさにドン引きましたが、読み進める内に彼女がぐいぐいとストーリーを引っ張る、物語になくてはならないヒロイン？　と認識を改めました。

今ではこの物語に必要不可欠な必要悪なのだと思っています。


そして物語を語る上で欠かすことの出来ないもう一人の存在が、白銀の狂姫リセラ。

この女もヤベェ奴かと思っていたら、転生前は精神科医だった主人公カイラスの治療を受ける内に、もう一人のヒロインとしての地位を確立して行きます。

あらすじを読んだ限りでは不穏な空気しか読み取れませんでしたが、最後はハッピーエンドか？　はたまたバッドエンドか？　

こ…続きを読む

精神科医がその知識をひっさげて、異世界に行くとこうなる。
精神科医を異世界で主人公とする発想が独特です。

医学の知識を持った主人公がヤンデレ女神から与えられたものは美しいビジュアルと前世で精神科医として処方してきた薬の効果を能力として発動すること。しかし、この能力発動するたびにヤンデレ女神に代償を求められていた。

精神科医気質の主人公は、病気の人を放っておけない。その矜持が、吉と出るか凶と出るか？　「素人ならこうした方がいいと思うんだけど、精神科医としての知識ではこうするのが正しいのか！？」といった驚きと納得もあり、展開が読めない面白さ。

【第13話まで読んでのレビューです。】

女神の策略で最後の晩餐のカップ麺すら食べられずにストーカーに殺されてしまう哀れな主人公。

無理やり超絶イケメンに変えられてしまうが、転生先は美しいものは壊してしまいたい欲求にかられる人間ばかり。

闘技場で戦う剣闘士奴隷として生きていかなくてはならなくなった主人公は前世が医者なだけあって極力相手に肉体的ダメージを与えることなく戦闘をこなしていくが――、

はたして自分自身の尊厳を守りつつ、メンヘラ患者を救っていくことが出来るのか。

とても面白い作品です

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（620文字）

狂愛の女神が作った世界に転生した主人公。そこは誰もが精神疾患を抱える世界だった。


やはり、どこか突出している人間は面白い。
改めてそう思わせてくれる作品です。

真っ直ぐ歪んだブレない軸、誰も打つことのできないほど抜きん出た特性のせいか、出てくる登場人物がみな存在感があります。
それぞれが持つモノを否定するのではなく、敵であれ味方であれ活かそうとする主人公も個人的には好き。

狂っていくのではなく、最初から狂っている世界。この先、どんな結末に向かうのか、楽しみにさせていただきます。

精神科医として働いていた主人公・シンイチは刺されて死んで転生し、カイラスとして生きていきます。


その際に女神・カルミナから転生時のボーナスをもらうわけですが、なんとそのボーナスは『顔面偏差値』に極振り！


「もっと他に振るとこあるでしょww」とツッコミたくなりました。


そんなこんなで絶世の美少年・カイラスが誕生するわけですが、転生した先は闘技場！？

とても『顔面』だけでは生き抜くことは難しいでしょう。


なんとか女神・カルミナから権能をもらうことができますが、彼女はいわゆるヤンデレ。


権能を使うたびに痛みを伴うというリスクを付与していたのです。


加えて闘技場で戦う相手は…続きを読む

カイラスこと元精神科医のシンイチは、ヤンデレ女神カルミナの性癖で異世界に転生させられ、美神（アドニス）と呼ばれるほどの男前になりますが、さらに特殊能力『処方箋（プラエスクリプティオ・マギカ）』を授けられます。

それはカイラスの精神科医としての知識と経験から、相手の状態を把握し、体内で様々な薬品（主に向精神薬）を発現させることができる力です。

この能力を生かして、カイラスはどこかゆがんだこの異世界でどう生き延びていくのか、その活躍に目を離せないこと請け合いです。