「里芋」を含む小説

お正月、一人で行った祖母の家で、玉子焼きの作り方を教わった。 祖母と二人きりだと安心できる。 私のダイヤルを調節しようとする人がいないから。

　神造世界・イモタルテでは複数の知的生命体――纏めて人類種と呼ばれる――がそれぞれ独自の文化を形成しているが、永歴1300年現在において、その主食はいずれも芋類である。 　これは…

「自分には何にもない」と感じていた女の子、楽瑠は、兄の部屋で見つけた妖怪の本から、妖怪をヒーローに育て上げることを思いつく。彼女は妖怪里芋転がしを捕まえ、世界を救うヒーローの力を…

やけ酒を呷った翌朝、いるはずのない人物が部屋にいた。男は笑いながら言うのだ。「俺が悪かったから、許して」と。 里芋の煮っ転がし、握り合う手、コスモス。 きっと、なんとかなる。本当…

さつまいもが好きな「僕」とジャガイモと里芋が好きな「妻」の日常。事実を元に書いたなんでもない日常こそが素晴らしいはずと信じ込んでいる僕ののんびり新婚ライフ。

「里芋は茹でて食べるだろ！？」 「いやいや、焼いたほうがいいんだよ」 「じゃあ、生で食べるん！」 「「無理だろ」」 日知槍島。 それは人口50人ほどの漁業が盛んな小さな島。 「お…

あなたにはチャーハンが足りていますか？血清チャーハン量が正常値を大きく下回ると風邪のような症状からうつ病のような状態まで様々な不具合が生じ、日本ではこのチャーハンの不足からくる鬱…

いもにだって、いろいろある。 ジャガイモ、 さつまいも、 里芋、 長芋。 おいしいね。

昔なろうの芋短編アンソロに出した奴。