「言えなかった 短編」を含む小説

【完結しました！】 神坂日向（かみさか ひなた）には、誰にも言えない秘密がある。 それは──幼馴染の赤坂那優（あかさか なゆ）と「キス友」関係をしていること。 ある日、元気…

～＊カクヨムコンテスト11短編小説部門・円城塔賞　参加作品です＊～ 〔 あらすじ 〕 近未来、人類はMNE(Memory Neural Extraction)と呼ばれる技術…

作者の気持ちを答えなさい、という国語の問題があります。 あれはその時の作者の気持ちを答える問題ではなく、作者がどのような意図でこの文章を書いたのか答えなさい、でしょう。 さて、2…

　無理やり飲まされた酒に酔ってふらふらと歩いていた帰り道。俺はその女の子を家に連れ込んだ。 　理由なんて特にない。しいて言えば酒に酔ってたから。体調が悪そうだったから。――寂しそ…

なにもかもが色褪せて、つまらない。 生きている実感のない明日香が、出会ったのは悠久の時を彷徨った吸血鬼。 この出会いを運命と言えば良いのだろうか。 夜の帳に隠れて逢瀬を重ねる。…

【百合小説】 高校を卒業すると同時に、あの子は地元を離れ上京してしまった。中３から高３までの四年間、誰にも言えず密かに想い続けた恋は、その時強制的に終わりを迎えた。 そうして全…

三年間、ずっと好きだった。 卒業式の日、校門の前で離ればなれになる君と、僕。 言わなければ、もう一生言えない言葉がある。 「二年前の文化祭でピアノ弾いてただろ？」 僕の三年間は、…

商店街の端にある小さな喫茶店「ルーメン」。 そこに並ぶ“忘れ物”は、ただの落とし物ではない──忘れたいのに忘れられなかった、誰かの未練や後悔の形だ。 アルバイトとして働く佐伯陽菜…

人には言えない不思議な秘密を解決する相談屋。しかしその相談屋には一つ欠点があった。 それは…「気紛れ」だということ。

　幼馴染の帆波と幸祈。二人は相思相愛……なのだが。帆波は素直になれず、幸祈は盛大な勘違いをしていて、両片思い中。 　そんなとき、幸祈の留守中に、リビングでうたた寝していた帆波。幸…

深い森の奥に佇む、伝統ある女子高には「スール」と呼ばれる独特の姉妹制度がある。 だけど――私は誰ともそんな契約を結ぶつもりなんてない。 ……そのはずだった。 なのに、ふとした…

　俺、西 文也には東 詩織という仲のいい幼馴染がいる。一緒に学校へ向かいながら、俺は今日も大切な幼馴染へ目一杯の褒め言葉を贈る。 ――自分のせいで自信を失ってしまった幼馴染が、…

貴族や平民などの立場に関わらず、保有する魔力の量が多いほど偉いと言う世界。　　 しかし、長い時間が流れその認識は徐々に薄れて行った。 今はただ、魔力を多く保有しているのは貴族に…

これは、創作です。ですが、もしかしたら「あなたの体験したこと」に似ているかもしれません。 一人暮らしの部屋で起きる不可解な音。夜な夜な訪れる金縛りと、「声」。 そして、亡くなった…

言えなかったことを、後悔したことを伝えたい。 その人へ綴る手紙を通して、過去と今が静かに交差する短編。 読んだ後、少しだけやさしい気持ちになれる物語です。

時は明治時代、梅子と清吉は仲の良い幼馴染だった。 しかし梅子は、縁談のために清吉を避けなくてはいけなくなってーー

「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ？」 「はぁ？　殿下、アンタついに頭沸いた？」 　私は思わずそう言った。 　だって仕方がないじゃない、普通にビックリし…

「先輩、またサボってるんですか？ ああ、昨夜の『漆黒の騎士様』にお会いしたいなぁ……！」 昼は無能な三文記者。しかし夜は――帝都を支配する、最強の機巧使い（スパイ）。 時は明…

何らかの事件・事故を切欠に、異世界転生をした”私”。 その際、”公爵”令嬢への転生を希望したのだが……。 待っていたのは思い描いた異世界生活。 ――で、有るのだが「なんか少し違…

「このエロシーン、リアリティないと思うの」 「……お前、何が言いたい」 「実際にやってみないと、わからないでしょ？」 「は！？」 成績トップの黒澤蓮×いつも2位の白石遥。 ライ…