「紀貫之 平安時代」を含む小説

　鬼を静める異能で、帝を護って来た一族は、近年、異能を持たずに生まれる子ばかりで、滅びの一途を辿っていた。 　異能を持たずに生まれた千鳥（ちどり）は、遠～い遠～い親戚のコネで、…

紀貫之は、満開の桜の木の下で、姫君と出会う。 皇子に招かれた別荘で、姫君と再会して、歌を詠み交わすが、そこに鬼が現れる。 歴史や古文が苦手でも、だいじょうぶ。 ふりがな満載、説…

　ときは平安時代。 　古今和歌集にて『六歌仙』と称された短歌の名人がいる。僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰、大友黒主、小野小町の六人。彼らは和歌集を作った男、紀貫之に呼ばれて…

紀貫之は、鬼を静める異能を持つ一族に生まれた。 「阿古久曾（あこくそ）」と幼名で呼ばれていた四歳の時、本物の鬼と対決して静め、異能を持つことを証明する試練が課される。 歴史や古…

『竹取物語』を書いた紀貫之（きのつらゆき）の新作は、姫君が様々なイケメンと恋をする『女日記』。 　宮中の侍女たちに大人気だったが、貫之は、あまり喜んでいない。 　貫之が喜べない理…

この話を令和的に説明すると・・・ 　紀貫之（きのつらゆき）は、幼なじみの藤原章成（ふじわらのあきなり）と、大きくなったらダンスチームを組む約束をしていた。 　けれど、１６歳にな…

　紀貫之について勉強している世界で一番いらないであろう古典の授業中、手遊びをしていた僕はふと思いついた。 　これがこの小説である。 　テスト期間中のとある高校生が綴る過去の偉人の…

古今集、また百人一首の第三十五首である『人はいさ　心も知らず　ふるさとは　花ぞ昔の　香ににほひける』。春の歌ではなく、恋の歌として詠まれていたのだとしたら…。 ※平安時代研究者で…