鬼と成った帝に、この身を捧げる覚悟はありません！（零ノ巻）

　鬼を静める異能で、帝を護って来た一族は、近年、異能を持たずに生まれる子ばかりで、滅びの一途を辿っていた。
　異能を持たずに生まれた千鳥（ちどり）は、遠～い遠～い親戚のコネで、宮中に侍女として上がることになる。
　鬼と成った帝に近付き、異能を持つ兄や従兄を、宮中に引き入れる使命は果たせるのか？それとも、食べられちゃうのか？！