「私も見てるよ」を含む小説

「断る」 　そう言って彼・馬場牧之（ばば　まきの）は、私が見てる前で幼馴染でありかつての恋人・鳴海　咲良（なるみ　さくら）の寄りを戻そうという頼みを一蹴した。 　そもそも彼…

今日も、明日も共に呼吸を重ねる老夫婦。 彼と彼女の日常が一文字、一行、一瞬ずつ崩れていく。 老人は今日も、妻と暮らしている。 湯気の向こうに微笑む顔、風にまじる声、並んだ茶碗。…

数日前か、数週前か。将又数時間前か。いつの間にか雲の如く消えてしまった友人を探す為、彼が住んでいた小さな貸家へと足を踏み入れた。 乱雑に積まれた本、机に残された冷めきった茶碗、そ…

気になる人がスマホに夢中です。でも、あなたはそれがイヤではないらしい。

　ゴールデンウィークの某日、女子大生の主人公は、父親の趣味であるラジコンに付き合って、森の中のヴィラで過ごすことに。彼女たち家族の他には、おじさんが三人。そのうちの一人に、彼女は…

　ある日、祖父が書斎の隅に掛けた一枚の絵 　絵の中に佇む一人の女 　そして、その日から書斎に入るたびに感じる誰かの視線 　誰かが見てる…… 　また見てる…… 　強く感じる誰かの…

カクヨム短歌賞1首部門 応募作品です。 浮かべばその都度投稿していこうと思っています。

私は求めた、求めすぎた。すべては崩れ、自身に残されたことは不干渉する人生のみ。 私の見てる世界は過去の映像、街という私を救ってくれた救世主だけ。今の何もない生活が永遠に続けばいい…

いつでも私を見てるんだ。いつでも後ろにいる。夜眠る時、私の顔を覗き込んでいる。笑顔で。

【カクヨム短編コン週間ランキング・ラブコメ部門36位獲得！！】 「断る」 　そう言って彼・長野和樹（ながの　かずき）君は、私が見てる前で幼馴染でありかつての恋人・白井　…

山奥にある小さなカフェ。 お客はたった1人。 そこの店主は17歳の女子。 そこに来る客は20歳の男性。 2人はいつも喋ってる。 何気ない会話をしていつもさようなら。 けどそんな2…

学校帰りの公園のベンチ……誰も座ることのないそのベンチ…… ここにはいるって話だからね。 何がいるって？ それは…… そんな噂になっていることは知っている。それでも私はそのベ…

少女がまだ幼稚園の頃に家庭が崩壊。 逃げた父親と飲んだくれで育児放棄の母。 少女が年長に上がる頃養母に引き取られた。 養母は病的な完璧主義だった。 テストも勉強も、何から何ま…

夢にまで見た結婚式。 みんなが私を見てる。みんなが私を祝福してくれる。 こんな幸せな気持ち、初めて。 そう思った。 それなのに……どうして？なんでこうなるの？

カッコいい彼が地味な私を見てる？　そんなことある訳ないって思いながら、彼の視界に入っていると思うと、急に自分の容姿が恥ずかしくなって… カクヨムコン参加にあたり、大幅に加筆修正…

子供が心配で心配で夜も眠れない。 そんな親心を安心させるべく結成された秘密部隊。 Ｐ．Ｔ．Ａは今日も草葉の陰から警護する！！ ↓前回の投稿↓ 『サ～クラ～～サ～クルクラッシ…