クラスで人気ナンバーワンの男子と、なぜか目が合ってしまう地味子。 彼なんかがあたしなんかを相手にするはずがない……。と思いつつも、彼の視線が気になってしまう。 まったく恋に興味のなかった蕾の女の子が、ゆっくりとその花弁をひらく青い春の物語です。
同じクラスにいるカッコいいあの人。そんな人に見られている気がして……。そこから始まる恋物語。見られることで初めて自分を見返し、少しでも綺麗になれるようにと努める姿。最後の落胆からの逆転劇。そして彼の最期の台詞。どれもがおおげさなものでなく、十分あり得るほほえましいものです。読んでいてとても気持ちがほっこりしました。
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