「異風構 構」を含む小説

　生まれつきはっきりとものを捉えることのできない目を持つコウは、何かに呼ばれるようにしてとある社にたどり着く。長く続いた戦火により、訪れる者の絶えたその社は、社殿の細工も庭もすべ…

『構築される精霊』より抜粋 〜序〜 　世界でもっとも謎めいた生き物は、精霊だ。 　あるところでは死者が転じ、またあるところでは無機物に宿り。ひとくちに精霊といえど、その経緯は千差…

成人の証である「面構え」が現れない主人公は、子供でもなく、成人にもなれない「面無（つらなし）」としての日々に孤独と疎外感を抱えていた。ある日、此方（こなた）と彼方（かなた）を繋ぐ…

流砂に埋もれる運命の塔と、とある少女たちのちょっとした物語。

境工（きょうく）という珍しい職がある。神域の門たる「境（さかい）」専門の大工だ。 この短編は、少年境工アケの仕事を追いながら、その神秘の職人技を紹介するものである。 風土記系競…

イセカイフドキさんの企画：http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2024_01_kamae/kikaku.htmlに参加しまし…

海に面した村を訪れた二人の旅人。 村の少年は、彼らとの交流で知らない世界を垣間見る 競作企画『異風構』参加作品です