「異世界ファンタジー 短編」を含む小説

■ KAC2025 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025～ ■ 第3回お題 「妖精」 人間界と妖精郷、二つの世界を滅ぼそうとした魔王は、妖精女王の祝福を受け…

魔王征伐に行く勇者一行。 その姿を間近で見ていた孤児院出身の少年のポーター。 荷物運びは勇者一行には数えられない。 それでも少年にとって勇者は憧れの存在だった。 そして勇者は…

シルヴィアの幼い頃の愛読書は、英雄エルヴァンが戦場を駆け抜け、知略と剣の力で数々の敵を打ち破る物語『英雄エルヴァンと千の兵』だった。しかし、シルヴィアが興味を持ったのは、英雄がど…

KAC2025参加連作短編小説「トリとサメ」第一話 社会の最下層で働くナルコはサメ使いである。泥が渦巻く暗渠で工業廃棄物を食い散らかす害魚を駆除するサメ使いは最底辺の職場で、汚…

公爵であり宰相でもある父から最終兵器ヒナマツリの存在を聞かされたエルフリーデ。 転生者でもある彼女はヒナマツリが自分の知る『ひなまつり』なのかどうか探りを入れて行きますが……？ …

突然の婚約破棄によって、社交界で孤立する公爵令嬢アメリア。 周囲の冷たい視線に傷つきながらも、幼なじみだけが変わらぬ笑顔でそっと寄り添ってくれる。 だが、病弱な彼には、誰にも言え…

とても美しい伯爵令嬢のクリスティナは、侯爵令息のダグラスと婚約していた。 大雨が降る結婚式前日のこと。 クリスティナはダグラスの元へ馬車で向かう途中、土砂崩れに巻き込まれる事…

「異世界の美味を喰らいつくせ！」のスピンオフ短編。 　春の訪れを前に、ひな祭りの夜に起こる不思議な出来事―― 　シオンとヴァルトが追うのは、雪に隠された"約束"の謎。 「ひな祭…

創世神エレヴェドとその子ら神々と共に、竜人、獣人、人、精霊族の四種族が交じり生きる世界。 魔法もあり精霊もいるこの世界に、ある日、ある男が異世界の日本から転移してきた。 右も左も…

『刹那の風景』書籍版の内容に関わる短編を載せていきます。

一般的な日本人である神薙弁蔵は、神の娯楽のために異世界へ転移する羽目になった。神薙弁蔵は勇者として召喚され、魔王軍の侵攻により滅亡寸前の人間を救うべく、戦いに身を投じることになる…

ザクロの紅花が爛漫に咲き誇る、ロディア国。 かの国は数百年前、悪竜ヴィーブルの暴乱によって滅亡寸前の危機に陥っていた。 しかし、ある条件をのめば国の地下へと大人しく引き下がり、人…

精神退行した廃王に仕えることになった女料理人を主人公にした中華風の短編です。 〇姉妹編をまとめた短編集も始めました。 「偽王の晩餐と姫君の首」 https://kakuyomu…

一等法務官にして世襲騎士のベイル・マーカスは、趣味の怪談蒐集が原因で辺境の大都市トリアナンへと左遷された。 左遷されたというのに怪談を止めないマーカスは、とある事情から『人形の祠…

北の塔で刑期を過ごすサラセニアを訪ねてきたのは、昔の恋人だった。 ——— 断罪後の悪女が後悔して生まれ変わってやり直す話も好きなのですが、彼女の場合はもっと強気に生きているだ…

聖ヴィリアン暦1092年――桃色の花が咲く頃。 この日、勇者が死んだ――。 魔王を倒した翌朝、宿屋の一室で静かに息を引き取っていた勇者レイン。その信じられない状況に、パーティメ…

帝国内を見回り悪を処断する特別巡検使。世間では彼らのことを隠密処刑人と呼んだ――。前に書いた魔法使いの弟子ユルナのその後の話のつもりで書き出したけど、文字数の関係でその辺りは触れ…

その建物《タバーン》の女主は、いつもそこにいる。 いつもそこにいて、だれかを待っている。でも、その建物を見つけられるのはごく一部の人だけ。 そこはどこで、どの空間でどの世界線なの…

人類と魔族の戦争が続く世界。 両陣営は、それぞれ勇者と魔王を旗印として争う。 だがこのたびの戦いに、魔王の姿は無かった。 魔族は敗北し。人類は探し求めた。 なぜ在るべき魔王はい…

異世界に勇者召喚され、若返ったおじいちゃんが、「元の世界に帰ろう！」と決意することはあるのかな、と思って書いたもの。非常に短いです