「現代文芸 短編」を含む小説

100％手書き。 【5分以内で読めるショートショート】 季夏の夕暮れの海が見える旅館の出来事。 大学男性のシュウは個室にてふと窓を覗き、風鈴や波音に混ざり歌声が聴こえることにき…

優しさがなくなる病、無優病。 その原因も、治療法も不明。 無優病に罹患したものは例外なく他者への優しさ、思いやりがなくなり、やがて誰の目にも触れられぬ隔離病棟の奥でその一生を終え…

この連載は5日毎の20時に1作品280文字を披露する掌編連載です。 簡単な自己紹介をさせていただきます。 関西在住の31歳、ハナビシトモエと申します。 2019年にカクヨム登録…

【カクヨムコン11に参加中です、応援よろしくお願いします】 人の心を読み解く謎の青年、主人公の氷雨輪廻。彼の務める『氷雨輪廻相談所』は、この世の『闇』を裁く。過去に深い傷を抱える…

御覧いただきありがとうございます。 『缶コーヒーと小説を』テーマに1話5000字程度のストーリーを不定期で投稿しています。 コーヒーのお供にするような感覚でお手軽に小説に触れ…

通信制高校に通う傍ら、警備員のアルバイトをしている少年は休憩室のテレビで「にるぎりぃず」というアイドルグループに出会う。 少年はライブで「伝説」を目撃してしまい、グループの黄色担…

続けるか考え中。

　俺には異父弟がいる。見た目麗しく金髪に青眼で、俺とは違って「美しい」弟だ。だが、それ故の悩みもある。 　俺はただの傍観者だ。 　虐待要素が多いため、苦手な方はお控えください。

鬼のように厳しい上司は、誰よりも不器用で優しい人だった。 地方工場に配属された新入社員・櫻田は、“鬼の野崎主任”と出会う。 反発と戸惑いのなかで始まった日々は、やがて彼女の中に小…

　この学校の文芸部の実働部員は、二名だ。主人公の松宮と、その先輩の藤宮先輩以外は全員幽霊部員。あと一、二年もすれば廃部になるであろう文芸部。そんな場所でも、松宮と藤宮先輩は活動を…

都市郊外にある喫茶店。全席喫煙可。不定期営業 現実から休息を求め来店する、個性豊かな来訪者 メニューの無い不思議な喫茶店のある一日の記録

【100PV突破感謝】 　ほぼ無限に物を亜空間にしまっておけるユニークスキル“巨大倉庫”に目を付けられて、大学の同級生から半ば強引に冒険配信者(ダンジョンチューバー)とその動画編…

十年ぶりに帰った実家。小さくなった母の背中を見たとき、胸の奥に沈めていた記憶がざわめき始める。父の死にまつわる後悔と、母に言えなかった想い。語り合うことで、赦しはゆっくりと形を取…

祖母が教えてくれた、西瓜のお話。

どうしようもない日々を過ごしながら、自分を見つめていく。 明日よ、来ないで。 ーーそれでも朝日は昇り出す。

たった一人の友だちをなくし、失意の中に閉じ込められていた、ユウ。 決まった時間に決まった場所で、ラムネと魚肉ソーセージを手に、止まった日々を繰り返していた。 そんなある日、どこ…

“さようなら”を言わなかった君に、もう一度、会いたくて――。 息苦しい世界でひとり生きていた少年と、黄昏の空に現れた謎めいた少女。 出会いは偶然でも、心をほどく会話は、少年にと…

なにかの原型のような文章たち

主人公は寂れた集落でドラッグの売人をしている。 いつも川の向こうの煌びやかな首都に憧れていた。 同じ意志を持ったアレックスと村を抜ける方法を画策するが……

気づけばワタシは少女と向かい合っていた。 彼女はワタシが死んだと言うが、だとすれば君はいったい何なのか。 「さて白河さん、これからあなたの話を聞かせてもらいましょうか。正確には、…