「本当に怖いのは人間」を含む小説

怪談や説話を蒐集する青年、祝銀嶺の周りで起こるお話。『比良坂鉄道の夜』https://kakuyomu.jp/works/16818093076147542260 等のシリーズと…

　数え七歳の娘、政理貴子は七五三参りの為、地域で一番古く由緒正しい霊峰の神社に連れてこられていた。 　そこでも貴子の母親、梛子に強く当たられ言い付けられ板挟みになりパニックを起こ…

　私、稲見忍は友人の宮島美貴に怪談について訊かれ、それが切っ掛けで七不思議の一部を知っていた親友の斉木桃香を巻き込み怪談こと七不思議に迫っていくことになった。 『比良坂鉄道の夜』…

私こと稲見忍は友人の宮島美貴に心霊スポット巡りに誘われ、もう一人の友人の斉木桃香と車を運転してくれる大人のお姉さんとその妹さんの五人で河童の棲むと言われる池に向かう事になった。 …

谷津刃(やつはて)は20歳になる頃までに恨みを清算出来なかったら正当化される八つ当たりをしてみたかった。 だからこそしばらく誰とも合わずに格闘技術を鍛えていた。 妹と彼女を置いて…

フィリピンの沖合にある小さな島、ワクワク島。 ここにいるはずの日本人を探してやってきた男は、お祭り好きで日本人好きな島民から熱烈な歓迎を受ける。 ところが、小さな島をいくら探して…

オカルト雑誌、月刊スリラーの編集者、御堂竜二が語る恐怖体験。 ある日取材のため、幽霊が出ると噂の山奥の廃墟を訪れた彼。 夜中に一人、朽ち果てた廃墟の中を歩いていたら、まさかの事…

「一番恐ろしいものは人間だったのかもしれませんね……」 その言葉が引き金となり、惨劇の幕が上がった。 地球上で最も恐ろしいと呼ばれる生物、ユキヤマヒフキオオトカゲの来襲である。 …

僕の祖父は、大企業の部長にまでなった人だ。 係長止まりの父より尊敬できる祖父が大好きだけれど、好きな理由は別にある。 祖父は会社員になる前、警察官をしていた。 ずっと憧れていた警…