「抗がん剤」を含む小説

〔はじめに〕 　僕もこんなエッセイ出来るなら書きたくない。 　だが、ここに書かれたことはほぼ現実であり、陰謀論と言って批判しても 　全人類に降りかかってることです。誰ひとり逃れら…

茜坂病院前バス停にて。僕は生まれて初めて恋に落ちた……。茜坂病院。がんを抱える人々の最後の砦。十四歳の倉敷博巳は、脳腫瘍を患い、その病院に入院していた。抗がん剤治療の辛く苦しい日…

腫瘍内科の俺の外来に、今日も彼女はやって来る。小悪魔を装っただけの、ただの一人の女の子として。 ・拙作「私は天使が嫌いだった」のスピンオフとなっていますが、まったく別作品となっ…

私が多発性骨髄腫と診断されてから役8年の月日が経ちました。それ以来何度も再発、入退院を繰り返しながらこの病気と戦い続け ています。 私の人生はこの世に産まれてから 楽より苦の方が…

「魚が都会を泳いでいるみたいね」 そう言ったのは、彼女だった。 もう、１年前の話になる。 僕と彼女の１年前の関係は、カメラマンとモデルだったが、 今は恋人同士になっていた…

2023年9月27日の水曜日。曇り。 時刻は14時02分。 父は今を生きている。 パソコンのキーボードで紹介文の枠に文字を打ち込んでいる今この最中、今もリアルタイムで聞こえてくる…

腎臓がん疑いで抗がん剤治療を続けています。 創作を交えて記録を残していこうと思っていましたが、予想よりも抗がん剤投与の回数が多く単調な日常（たまに副作用で弱っていますが）の繰り返…

父（８２才）が、散歩の途中で転倒し、救急搬送された。数日後、骨折している事がわかり、なんとか入院させて頂ける病院が見つかるも、そこで肝臓癌が発覚。余命宣告されるが、希望を捨てず、…

四十を目前に控えたある日、僕は突然、余命三ヶ月の宣告を受けた。 癌だった。スキルス胃癌というやつで、進行が早く、既に胃壁を破って腹腔内に癌細胞がばらまかれ、転移も確認されてると…

今まで「子宮のガンになりました リアルタイムに病状心境報告してます」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882129678 でたまに書いてき…

おかーさんが　死ぬとは思わなかった。 肺炎で入院したのに、肺がんが見つかって。 １回目の抗がん剤治療で、急変して逝っちゃうなんて、思わなかったよおかーさん。 もっと一緒に居たか…

小児がんに罹った息子と、わたし達家族の話。 ※ここに掲載される全ての内容は、あくまでも息子と、わたし達家族が体験した治療とその経過であり、全ての新聞、メディア等で該当する報道内…

主人公、立山哲男は１９５３年１２月４日、横浜市金沢区、貧乏漁師 の家に生まれた。苦学したが努力して金沢高校から横浜市大商学部へ入学、株に 興味を持ち、株投資サークルを作り、卒業し…