糖尿病闘病記~始まりは抗がん剤の副作用~
ピューレラ
第1話 始まりは抗がん剤治療
私は現在、Ⅱ型糖尿病を治療中です。
その糖尿病になったのは、43歳の時に患った子宮体癌の抗がん剤治療の最中でした。
子宮内だけではなく、卵管にも転移していたためがんのステージは3。
外科手術だけではステージ的に不安のあった私のがん治療は抗がん剤もやる事になりました。
抗ガン治療というと、恐ろしいほどの吐き気があるのでは?というイメージがありました。
ですが現在では、その吐き気を出来るだけ抑えるための飲みクスリがあるのです。
私が使っていたのは『デカトロン』という薬でした。
その薬は抗がん剤の副作用による吐き気を抑える効果はかなりあるものの、血糖値が上がりやすいというのがあったようなのです。
抗がん剤投与中は、細かく体の変化を見るために投与後一週間くらいに血液検査をします。
その際には血糖値も調べるのですが、私がかかっていたのはガンセンターの婦人科。
血糖値の専門家ではない先生が担当だったため
「少し血糖値が高くなってきてるね」
ぐらいで毎回様子見でした。
ところが抗がん剤を始めて4回目の辺りから、さすがにちょっと高すぎるから専門の先生に診てもらった方がいいという事になり、近くの総合病院の糖尿病外来に紹介状を書いてもらったのです。
専門の先生に診てもらうと、入院レベルの糖尿病だという診断でした。
そしてその先生曰く、私のような例は珍しい事ではなく、少し前も私と同じような抗がん剤が原因で糖尿病になった患者さんがいる話をしていました。
私は太っています。見た目ではⅡ型糖尿病を疑われそうな体型です。
けれど今までは、糖尿病どころか予備軍と言われたこともありませんでした。
なので抗がん剤治療が終わって、糖尿病の治療をしっかりしていけば、すぐに糖尿病を卒業できるとおもっていました。
先生もその可能性はあると仰っていたし。
けれど今現在私は、もう5年治療を続けいています。
その間に、特に不摂生になったという事はありません。
そんな私の糖尿病闘病記を振り返りながら書いていこうと思っています。
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