「忠誠の騎士」を含む小説

聖女として異世界に召喚されたアイラは長旅の末魔王を倒し仲間と共に凱旋した。 しかし婚約者のエルンスト王子は彼女の正体が魔族だと祝宴の席で断罪する。 その根拠は彼女の黒髪だった。し…

かつてその大陸はあった。 錬金術、占星術、呪術、降霊術、召喚術、etc. それら魔導は魔導師が生み出し、王族貴族や騎士たちがそれを享受する。 狙われし魔導、侵されし法、 …

この世界には棘に守られた禁足地があり、黄金に花咲く美しいアカシアの木がある。 そこには、大変美しく、恐ろしい悪しき精霊が宿っているのだという。 華やかな帝国を統治する恵みの女王…

強壮な体躯の持ち主アボット・シリル。 彼は代償を差し出すことにより炎の大精霊との契約を行う。 しかし、精霊の加護を得るも自我を喪い、人としての知性を欠いてしまった。いつか忠誠を捧…

ダーレイ大陸の大半を統べるラーカディアスト帝国。 その庇護下に在った砂国エンジュの公王ジェスダールがとつぜん反旗を翻した。 砂漠の花と言われる美しいアステア姫を皇帝への刺客として…

ある日、1人の姫の元に1人の騎士が訪れた。

　歴戦の騎士ジルバラートは皇女イヨナルシアの護衛騎士である。皇位継承争いが激化するなか、姫は十四歳を祝うパーティの最中、何者かによって獣憑きの呪いをかけられてしまう。炎の精霊を崇…