「売り物 短編」を含む小説

【安納芋のスイートポテト】 安納芋……好きなだけ バター……好きなだけ（芋一本につき１０ｇほど） 卵黄……１個 １，安納芋に火を通します。蒸すでも煮るでもレンジでも。 ２，皮…

他の人間たちのように、私は醜い欲望を抱いていない。

五年前に姉が死んだ。駅のホームから落ちて電車に轢かれて死んだ。事故だったのか自殺だったのか、今でもよくわからない。 　ある日営業で訪れた目黒の通りで、死んだ姉の描かれた絵を見つ…

クリスマスムード漂う街中、キュンは売れないか。 こんなカップルが多い中、私の心が冷えちゃう。 しょうがない、売り物のキュンを燃やして心を暖めよう……。 キュンを綴る短編です…

魔物と人間との関係を繋げ、互いの立場を重んじて両方共の平和を願う繋ぎ人がいる。 だが、それは概念的説明であり、繋ぎ人の実態としては魔物に困っている人々から交渉料として高金を巻き上…

　荷車を竜が一匹で牽いているアスミャナ商店。それは自由市街フーレイに不定期で開かれるというお店。いろいろな噂の飛び交うこのお店だが、一つ確かなのはこの商店の品の価値は保証されてい…

ある海沿いの街に住む「私」は、そこにあるものがすべて売り物だという小さなお店に行く。そこに飾られていた絵を欲しいと思うも、その絵は売り物ではないという。お店の主人の女の人が描いた…

絵描きの青年は、ホムンクルスで売り物の少女を買うことになる。 少し曲がった青年と、寿命が一週間のホムンクルスの、小さな一部屋の話。