「ちょっとだけ怖い」を含む小説

ちょっとだけ怖い話。親戚や友人、職場で聞いた話や、自分の体験もちょっとだけ。心霊に関係ない、ただ怖かった話も数話。

とある図書館にいる黒猫はお喋りで話したがりの案内人兼司書さ。 怖いお話が読みたいなら彼に聞いてみるといい、より取り見取りで見繕ってくれるから。 でも気を付けなよ？ 怖い話しって…

佳代子には、昔から妙な癖がある。 気がつくと真っ直ぐに立たず、右側に重心を傾けてしまうのだ。 この癖のせいで、佳代子はよく母親に叱られた。

子どもの頃、テレビの「まんが日本昔ばなし」ではじめて「雉も鳴かずば撃たれまい」を観たときの悲しい気持ち。 もし、少しだけ救われる結末だったなら――そんな願いから生まれた昔話パロデ…

女神様が『加護』を与える世界の片隅にあるオーランド王国。その国の小さな領地に住む、スペンサー伯爵領の娘、フレイヤ・スペンサー。 ここ数年は度重なる領地の災害、母親の病死と不幸が相…

＊モキュメンタリ―ではありません。エッセイです。 ＊↑という体の日常浸食系エッセイ風モキュメンタリ―でもありません。 ＊オチで実はここから長編ホラーに……ということもありません。…

全身全霊でやったわよ

母親が幽霊を見えるって。驚いて、母親が弟と暮らす白い家を訪ねる。幽霊はいるのか。母親は、弟は何故離婚したのか。母親は父親の昔の女の話を始める。 歩き出そう。生きていこう。

短編3作とエッセイ1作の短編集です。 ジャンルはホラーですが、四肢切断、内臓破裂、人体変異などグロテクス表現の無いものとなっているので、ホラーが苦手な人でも安心して読めます。 エ…

天野鏡子は、毎日不思議な夢を見るようになった。それは、夢だ。夢のはずなのに、鮮明に記憶に刻まれている。夢の中には街がある。現実で入っていないはずなのに、３６５日しかいないはずなの…

使用人たちの仕事が一段落した、あるの日の夕方。 怖い話が好きな新米のメイドは、執事を務めている天宮 憶澄(あまみや おくと)に尋ねた。 「何か怖い話はないのか」 すると、オク…

ただ、あの感覚をもう一度味わいたかった。 一駅乗り過ごしたときの、あの時空を跳ぶようなワクワクを。 だからわたしは、昨夜寝不足になって、今日、わざとバスに乗った。 クロはいつも通…

病気してます。まだ治ることはありません。苦しかったこととか得たものとか赤裸々に描いてみようかなって思います。ちょっとまだ怖いけれど。ジャンル別23位週間（2023.6.11）

道端で荷物をばら撒いた青年を助けた少女は、お礼に好きな宝石を選ぶよう言われる。 彼が勧める青色の石ではなく、ひときわ大きな赤い宝石を手にした瞬間、彼女の運命は静かに狂い始める。 …

全然怖い話じゃないよ

AIの先生のようになってしまった時の小話です。カクヨムオンリーです。

ここには、いろんな人の“人生の途中”が詰まっている。 日常、非日常、そしてちょっとだけ怖い話も―― 好きな階だけでも、最上階まで一気に昇っても。 でも、B1とRFは……必ず降りて…

お前さんがこれを見ているという事はこの本を持ってこのメモを見ていると言うことじゃな？ 実はワシはこの本に閉じ込められているんじゃ…お前さんの手でワシを助けてくれんかのう？ この本…

これは、守られた側の誰かが”守る側”になるまでの、1泊2日のちょっとだけ切ない、ちょっとだけ怖い物語。

“伝えたい”と思う気持ちと、 “返ってこない”という現実の狭間で、 少年はひたすらキーボードを叩いた。 それはきっと、言葉の戦いだった。 けれど、 たった一言で沈黙を破ったの…