「あの頃 短編」を含む小説

右目に猫の魂を、下腹に魔女の魂を抱え、死ぬことのない娘「化け猫ユエ」 死ぬことはないが、死に瀕するたびユエは思い出を喰われ、なくしていく。 そんな中での結婚生活が終わり、未亡人と…

我慢、我慢の少年時代。どうしても欲しかった。でも、どうしても手に入らなかった。憧れのゲームの数々。35際になった今、生まれて初めてコントローラーを握る。

文官アルドリック・オルテガと女官メルロスは誰もが羨む恋仲であった。もう三つの春を共に過ごしたのだから、その付き合いは長い。そもそもの始まりは堅物のアルドリックの方からメルロスに何…

過去に未練がある。 そう思わない人間はいないと思う。 だって生きるっていうのは選択の連続だからだ。 例えば朝ごはんをご飯にするかパンにするのかといった些細な選択から高校受験のよう…

魔法のiらんど25年間の感謝を込めて「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテストに参加している作品です。 お題は「狂愛」ですが、それと同時に「好きな人の好きな人」…

　僕には日向という幼馴染がいる。幼稚園の頃からずっと一緒だった僕達は、高校に入ったあとも仲睦まじい関係を築いていた。 　でも、僕達の関係はある日突然変わってしまった。 　もう二度…

※タイトル変更しました。（前「いっせーのーでっ。」） 毎週月水金の19:00に投稿。 高校生活に憂鬱を感じる。先生を好きになってしまった。彼女を好きになれない。俺には部活しかな…

短編小説

あの頃と変わらない笑顔だった。 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ この作品は以下の自主企画に参加しています。 千織🐟山羊座…

　これは叶わぬ恋だった。最初から決まり切った恋だった。 　僕は、星が綺麗に見える星高山で天体観測が出来るポイントまで登山している最中、滑って転びそうになった女性を手を掴んで助け…

「魔法のiらんど」25年間 「ありがとう　またね　大好き」 ショートショート応募作品です。

　――もしも、あの頃に戻れたのなら。 　なにをしよう。 　なにかすること…… 　あれ？なんにもなかった。

｢気持ちのツケはあとで払います｣ 【好き】ってなんだろう。 感情を殺して生きていませんか。 その気持ちのツケは思ったより、大きいかもしれません。 拝啓、あの頃の私へ。

ホテルものを一度書いてみたかったので、短編創作フェスを連作掌編で消化しようかと思います。 海の見えるひなびた温泉街のホテルが舞台です。 7話目、最終話です。

北條美里は後悔していた。 あの日失った親友との思い出、いつまでも他人に合わせ続ける自分の不甲斐なさ。嘆くことしかできない後ろ向きな自身の人生がやるせなかった。 そんな彼女は思い…

これは随分昔のお話です。 あの頃はどこの家庭にも固定電話があって当たり前で、公衆電話も少しずつ減っていたみたいですけれど、まだまだ活躍していたようでした。 （電話と人とで怖い話）

ある日、会社の帰り道にいつもはシャッターが閉まっている商店がなぜか空いていて店内に光が灯っていた。 中に入ってみると…… １話完結 主人公　蛭魔鬼一（ひるまきいち） 　しが…

仕事もクビになり、家賃の支払いも出来なくなりそうで途方に暮れた私は、近所にあった神社で何も知らなかった幼い頃に帰りたいと願った。叶ったのはいいんだけど！？