「現代ホラー」を含む小説

少年が手を合わせる先にいるのは、拝んではいけないモノだった―

レジ店員の久世晶（くぜあきら）は物心ついた頃から『他人の心が読める』。そんな晶が勤めるコンビニに、世間を騒がせている連続幼女殺人鬼が来店する。やり過ごそうとした晶だったが、運悪く…

　世界はずっと前から、どこか壊れたままだった。 　原因のわからない事故、頻発する災害、異常なまでの行方不明、誰かの口をついて出た不可解な噂達。 　どこか遠くで起きる説明のつかない…

古暮町で十五年前に起きた連鎖事故。 時を経て、何かが現実を侵食していく。 これはそれに巻き込まれた10人のお話。

深夜2時、寝ぼけて打った一言。 返信は俺が送信する0.1秒前だった。 スワイプしても画面は動かない。 8秒後、親指が勝手に同じ動きを繰り返す。 朝7時11分、俺は自分でカクヨムを…

眼科医としての熱意を失い、惰性でクリニックを営業している医師の吉山。彼には眼鏡収集という唯一の趣味があった。 しかしわざわざ遠方まで買いに行くほど惚れ込んだ眼鏡を使い始…

「最近、“先に訃報だけ出る病気”って知ってます？」 編集者の何気ない一言から、フリーライターの「僕」は奇妙な病に行き当たる。 病名は先行訃報症（プレ・オビチュアリー・シンドロー…

少し不思議で、少し怖い短編集です。すべて一話完結。ハッピーエンドかバッドエンドか、読んでからのお楽しみ。通勤時間や寝る前の暇つぶしにどうぞ。

怪異絡みの依頼を請け負う羽目になりがちな三十路の貧乏探偵。 唯一頼れる相棒は、どこか古風な祓い屋の女子高生。 今回の依頼は、失踪したOLが残した「日記」。 調べていた彼女の恋人…

かつて少女だった"私"が、ひと夏の思い出にまつわる手紙を綴る。 地獄のような日々を共に駆け抜けた「先生」との出会いと、夏の終わりに刻んだ甘い甘い記憶。それらは追い詰められた少女の…

極々平凡な日常を送っていた蓮田鎮直。 だがある時出会った女性により人生は一気に狂い始めてしまう。 ザワめくクラス。 だが主人公が入ると静まり返った。 何も教えてくれない友人達。…

氷室駿矢は、いよいよ高校生になった。 許嫁の天賀原香奈葉、幼馴染の西園寺睦実とのラブコメ。 と言いたいが！ この世界の日本は、刀を使う能力者による荒神退治が日常。 トップスピ…

ままとかくれんぼ。まだみつからない。

憎紙（ぞうし）　憎紙 闇（やみ）に囁（ささや）く嘆（なげ）きよ いついつ裁（さば）かる 夜（よ）の明けぬ刻（とき）に 罪（つみ）の石（いし）ら　積（つ）み重（かさ）なり 汝（なん…

話がふくらまなかったもの、オチのないもの、趣味に寄りすぎたものなど、いろんな理由でノートに眠ってたやつ。 暗め、重めのもの多し。 蟄居――重荷を負って海にやってきた者 明滅―…

伝奇ホラー✕建築✕空白の古代史 裏稼業すれすれのモグリ建築設計士・喪栗純。 依頼を受けた先で出会ったのは、長い眠りから目覚めた、少女の姿をした謎の精霊・メミコだった。 殆どの記憶…

私の膝に飼い猫のミイが乗ってくる。 私はその重みを感じている。 足が痺れてもミイを退かせることはできない。 執筆の過程で生成AIを利用しています。noteで利用のプロセスを公開…

都市開発が進み、かつての面影を失った町──深名市。 ショッピングモール、高層マンション、整備された道路の影で、何かがひそかに息を潜めている。 行方不明者の噂、消えた写真、誰も見…

葛城透（かつらぎとおる）はデブで性格も悪く母親を殴る最底辺ニート。死んで悪霊になった後、幸せそうな女を呪ってやろうと近づくと、彼女は悪霊を使って大儲けを企む大企業の女社長であった…