「降り積もる」を含む小説

紫織はずっと、十歳も離れた幼なじみの宏樹に好意を寄せている。 だが、彼の弟・朋也が自分に恋愛感情を抱いていることに気付き、親友の涼香もまた……。 交錯する想いと想いが重なり合う日…

クラス全員トリップした先は、静かに灰の降り積もる滅び行く異世界だった。 生き延びたその先に待つのは破滅のみ。

雪降り積もるクリスマスイブ。 俺の家に電話がかかってきた。 「うちメリーさん。今あなたの後ろにおるねん」

霧を抜ける旅の御一行。その目に映るのは、降り積もる雪と、慌ただしい街の様子だった。時は12月23日、近づくクリスマスに、人一倍慌てている人物が１人。赤い服でソリに乗ったその少女と…

夭折の童話作家・灰条色を敬愛する高校生、神住月白と榊陽高。かの作家の未完の遺作が存在するという噂を聞いた二人は、大きな手掛かりを得て夜の旧図書館へ忍び込む。そこでついに『灰の国』…

砂丘を一つ超えると、街の灯りが見えた。 ぼんやりと霞んだ弱々しいその灯りに向かって僕と由美は歩き続けた。 満月は相変わらず僕たちの背後を追いかけてくる。 まるで、キャラバン・サラ…

　ある冬の日。 　雪が降り積もる街の中を、少女が歩く。 　彼女は何を考え、何を想い、何故歩くのか。