ストーリーがただただ絶望的で、読んでいて言葉を失う。描写力が素晴らしく、以前の世界の美しさや、灰の世界の退廃した様子が眼に浮かぶ。祝福された世界と罪を負わされた世界の対比も分かりやすい。何より言葉のセンスが飛び抜けてるお陰で読んでいて退屈にならない点が最高。
本人視点でみる世界観は面白かったです。主人公が読み手に語り掛ける文体は少しクセがあるけど、そこは見る人によって感じ方が変わるかな?