「続く？」を含む小説

拙作『チョコレートの箱』に続く物語です。 時間的には『チョコレートの箱』の直後です。 　 「安藤さんと遠藤君」③

春の朝。 目覚ましの音に起こされ、炊きたてのごはんの匂いに導かれるように始まるいつも通りの一日。 テレビでは近頃続く猟奇殺人事件の報道が流れ、理解できない、したくもない犯人の残酷…

仲間から追放された、天真爛漫、ドジな魔法使いライスが、果樹園の農夫で式神（式紙）使いのロスと出会い、壮大な冒険を繰り広げる。「形のない宝石」、それは果樹園に隠された秘密、石となっ…

　わたしには名前がある。 　それはシズク。 　意識を持つ、たった一滴の水。 　三十五億年前、わたしは原始の海で目覚めた。 　以来、わたしは地球のすべてを見てきた。 　三畳紀の…

『戦後八十年　十景抄』は、敗戦の焼け跡から令和の今日まで、日本が歩んできた八十年を十の短歌に刻んだ時代抄録です。 本作『戦後八十年 十景抄』は、昭和・平成・令和という三つの元号…

※5首目の「一瞬」と「真実」の間に入っている半角スペースは、フリガナを正しく表記するため(カクヨムの仕様上、漢字が続くと一つの単語と認識されてしまうため)に仕方なく入れているもの…

それと契約して魔法少女となった《未来視の魔女》森田千日紅(ちかく)は、未来において《終わった》と視た人物を、大罪為す前に抹殺せしめる事を己の人生の一大事としている。 あの日見た…

　土木コンサルタントの高杉浩介が、日々の通勤電車から目にする荒川橋梁の奇妙な落書き。 　ありふれた都市の傷跡が、なぜか定期的にその姿を変えていることに、彼は気付いてしまう。 　誰…

　ヱンデリア── 伝承が根付き、霧と森に満ちた奇妙な世界。 木漏れ日の揺れるあいだを、どこまでも続く道が伸びている。 　世界地図は存在しない。 それでも、この地に暮らす人々は迷う…

異世界召喚されたコトマエ・マナビ。 異世界パルメディアは、大魔法文明時代。 だが、その時代は崩壊寸前だった。 なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士…

【カクコン11参加短編】 本州中央の山深い土地に、その村はあった。古来より続く山神信仰を護り続ける村の若衆、益荒男たち。今年は四年に一度行われる秘祭神事の年。若衆筆頭の青年・早川…

夜が燃えた夜、すべてが始まった。 霊脈に寄り添い千年生きる“夜叉族”は、ある晩、何者かの手で滅ぼされた。 生き残ったのは、ただ一人──蒼い血を持つ少年・蒼牙だけ。 母を喪い、…

子供のころからの夢である都会生活をついにかなえた男。夢の都会生活の始まりだ！……と思いきや、とんでもブラックな企業に就職してしまった。朝から終電まで続く大量の仕事。上司からの絶え…

『花の顔（かんばせ）を紡ぎたくて』に続く、 　顔（かんばせ）シリーズ第二旋 ※本作品はフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません ◆お嬢様（『花の顔（かんばせ）を…

　500年にわたり、人類の知らぬところで続く戦争がある。 　害獣と呼ばれる外宇宙からの侵略者に対抗できるのは、石版によって魔法を得た適合者たちのみ。 　しかし適合者の存在は、…

国の礎であり誰もが尊敬する始祖魔導師たち。そのうちの一人、ハイドラ=アクアマリンを殺したのがクリスティーナの母親だった。 咎魔女の娘と忌み嫌われる生活の中、クリスティーナはティタ…

私が幼い頃に遭遇したのは、一体 何者だったのか。そして　約束　は 果たされたのか。 　山裾を流れる様な雪柳。脈々と続く 一族の終焉の物語り。 …自分でも呆れながら、…

怖がりさん（私）でも読める心理的ホラーを目指してます_:(´ཀ`」 ∠):🕊️🕊️ マグノリア祭が近づき、学園はより浮き足立っていた。2年B組は特に落ち着きがない。そんなとき、…

　書籍化が決定し、2024年11月5日（火）に第一巻が発売されました！ 　WEB版では11万文字ですが、書籍一巻は17万文字以上になっております。かなりの加筆修正をしてしまって、…

　宇宙年齢1000兆年。最後の恒星が消え去り、すべてが沈黙に包まれた終末の世界で、二つの意識が孤独に存在していた。 　科学者アリアは冷徹な論理で宇宙の最期を記録し続ける。詩人…