「現代怪異」を含む小説

私は“震える”。 それは地震でも病でもない。 世界の歪み、人の心の叫び、そして迫る“何か”を感じ取ってしまう力―― 八王子の収容施設《ドゥーマ支援センター》。 そこに閉じ込め…

保護課に所属する榊原銀次は、義理人情に厚い現場叩き上げの男。 研究課の荒井との会話で、現代の付喪神の可能性について話します。 この短編は独立した物語ですが、連載中の『交換日記…

結衣は夢を見ていた。毎日知らない神社に行く夢だ。親友の葵の勧めでその神社の場所を突き止めた結衣はそこで呪いの神様と名乗る少女神楽に憑りつかれてしまう。その日から結衣は町にはびこる…

　主人公の五月雨時雨は怪異討伐の超常現象に遭遇する、また時雨を助けた女性から超常現象特別研究所を紹介され、異能者として生活を開始、だが組むのは半妖の少女、この困る時雨、また時雨を…

過去最強のウイルスにより人類がいつ滅んでもおかしくないと世間中で大騒ぎされている中、高校生の秋津陽葵は、一人寂しくマンションの一戸建てに籠る日々を過ごしていた。 そんなある日、彼…

　八月の最後の週末。 　私——加奈子は高校時代からの付き合いである恋人の啓太と親友の真穂と共に、街外れにある心霊スポットのトンネルに出向いた。 　そのトンネルには幽霊が出ると…

魔法はあるけど、英語やプログラミングみたいなあったら便利な技能扱い。 妖怪もいるけど、以前より弱々しく、正体不明の怪異ばかりが広まった現代日本。 魔女や狩人、普通の人たちが豆だぬ…

いつも通りの四人で学校生活をしていると購買のおばちゃんにアイスを貰った！喜ぶのは束の間、怪異たちと遭遇する羽目に。四人以外のクラスメイトも続々と巻き込まれる⁉そこに終わりはあるの…

「5匹の猿の実験」という、その原因を知らずとも習慣だけがその社会に残ってしまうという実験結果がある。習慣だけが残ってしまうことが如何に危険か、ご存知でしょうか。

平凡な高校生、不知月要（しらづき かなめ）。 親友・灰葉遊一（はいば ゆういち）が都市伝説『声だけの女』に喰われた日、俺の日常は終わった。 〝怪異〟を視る力を得た俺が放り込まれ…

葬儀屋に就職した青年が不思議な現象に遭遇する話。

ひとっ風呂浴びていた中年男性、その入浴タイムに突如響き出したのは般若心経だった。ドアも開かず異常空間に閉じ込められた男。そんな男の元に現れた除霊師は面倒なことを言うのだった

山間部の高台にある小さな街、稜神町。 この街の学校へ通うごく普通の女子高生、稲津城珠乃はある秘密を抱えていた。 『あの世に最も近い土地』と言われている稜神では太古の昔から冥界より…

女子大生探偵を自称する雛菊香（ひなぎくかおる）が様々な怪異に直面し、不可解な謎を解いていく物語。ホラーでもありサスペンスでもありミステリーでもある、いろんな話の集合体。

大学生の真島は友人と行った肝試しをきっかけに日常生活で怪現象が起こるようになってしまう。さらには友人が電話越しに〈何か〉に襲われた。 真島が藁にも縋る思いで助けを求めたのは『オカ…

夏のある日、若手ジャーナリストたちは都市伝説を追っていた。 「検索してはいけない――八月十五日の子守唄」 そう警告されながらも、彼らはその言葉の由来を探るために、ネット掲示板や廃…

『オニ』との対峙から十年が経った。 夏の訪れと共に、あの村に再び怪異の気配が戻る。 過去と因縁を「ほどき」、封じられた真実と向き合おうとする雪比古を、桂吾は救うために追いかける。…

少年は刺激を探していた。 山奥に潜り込んで、そこにある古屋には七本の紐糸に繋がれた怪しげな美貌の女性。 「この紐を切ってよ」 笑いながら言う、女性に少年は危険故かその美しさ故か…

日本に『魔神』と呼ばれる怪異が出現するようになって幾年。 惑羽イチトと真道シガヤはある博物館の出向職員となった。 ふたりの仕事は博物館の『回収員』として魔神を殺し、死体を手に入れ…

※拙作『東北奇譚( https://kakuyomu.jp/works/1177354055071896671 )』の番外編です。本筋完結(一月一日朝／今朝)以降の時間軸で書かれ…