親友が都市伝説に喰われたので、俺は公安で怪異をハントすることにした。　執行機関ー東京公安怪異蒐集課ー

平凡な高校生、不知月要（しらづき かなめ）。
親友・灰葉遊一（はいば ゆういち）が都市伝説『声だけの女』に喰われた日、俺の日常は終わった。

〝怪異〟を視る力を得た俺が放り込まれたのは、警察組織の暗部――『東京公安怪異蒐集課』。
そこに集められたのは、俺と同じように怪異に人生を歪められた、ワケありの若き能力者たちだった。

俺たちの前に立ちはだかるのは、都市伝説の皮を被った異形の怪物だけではない。


信じるべき正義はどこにあるのか。俺は親友を、そして奪われた日常を取り戻せるのか。
これは、世界の〝理不尽〟に、異能と覚悟だけで立ち向かう少年少女の闘争の記録。

――王道にして極上。現代怪奇×異能×公安バトル、ここに開幕。