やつか町現代妖怪・怪異辞典

登場人物紹介

・宿毛湊（すくもみなと）

　狩人。怪異退治組合やつか支部所属。

　左のこめかみに傷がある。

　米国式魔術メソッドの使い手で、カウントと呼ばれる多重詠唱技術の腕前は天才的。

　昔、組合本部にスカウトされたことがあったが、事故を起こして戻ってきた。

　……らしい。

　好きなデッキは特殊勝利デッキ。

・諫早（いさはや）さくら

　魔女。アパート海風204号室に住む。こりない。

　引きこもりで雑に生きているが、着圧タイツと整形メイクで美人になれる。

　カードゲーマー。遊びに誘うとめちゃくちゃたくさんデッキ持って来る。

・マメタ

　豆狸（まめだぬき）のマメタ。ちゃいろくしあわせな毛玉。しゃべる。

・七尾（ななお）支部長

　怪異退治組合やつか支部の支部長。お調子者で派手好きのおじさん。

　百人一首が書かれた扇子でオリジナルの魔術を使う。

　七尾式魔術メソッドと呼んでいるが、その正体は謎。

　昔はけっこう偉かったらしい。

・相模雪也（さがみゆきや）

　怪異退治組合やつか支部の事務員。大卒。

　人当たりがよい。丁寧な暮らしをしている。

　保守的な両親の影響で自分のことをごく普通の常識人だと思っている。

　好きなデッキはフルロック。

　その時点であんまり普通じゃない。

・的矢樹（まとやいつき）

　やつか支部所属の狩人。東京本部から研修に来ている宿毛の後輩。

　ものすごいイケメンだけど独特の性格をしている。倫理を無視するくらい褒められることが大好き。

　好きなデッキテーマは特になし。でも絶対に六十枚構築にする。

　酒（の飲み方が）乱（れている）。手指消毒用のアルコールも舐めてみたことがある。

　いちおう霊能力者。

・はぁちゃん

　ムーバーイーツの爆走配達パートナー。

　自転車で人類最速を目指している。

・川平勉（かわひらつとむ）

　川平家の大黒柱。

　仕事が忙しくて他の全てを妻に任せてきたところ、妻が透明人間になってしまった。

　そんなことある？

・川平都（かわひらみやこ）

　母親業に専念しすぎて透明人間になった。

・笠利綾子（かさりあやこ）

　おはぎ屋笠利の店主。マメタの元飼い主。

・宮川五依里（みやがわいより）

　高校時代、魔術競技会で宿毛湊に大敗した。

　今はやつか町に戻り、自宅でグラスアートの教室を開いている。

・リーさん

　お好み焼き屋さんのあやしい留学生。

　宿毛さんがお好み焼きを焼くとめちゃくちゃほめてくれる。他は塩対応。

・ホリシン（堀江進二（ほりえしんじ））

　大学では魔法工学を専攻。

　迷惑配信者。

　目立とうとして派手な色に髪を染めがち。

・小松島晴海（こまつしまはるみ）

　ななほし町にある魔女・魔法使い専門の矯正施設、明るい家の施設長。

・伊根勝則（いねかつのり）

　通称かっちゃん。やつか町の小学生。弟はよっちゃん。

　お母さんとお父さんの四人暮らし。

・賀田舞（かたまい）

　やつか支部の事務所のアルバイト事務員。

　持病があるので勤務は週三日。

・雄勝（おがつ）さん

　酒屋との兼業狩人。堂々たるビール腹と無精髭がチャームポイント。久美浜さんとは仲良し。

・久美浜良孝（くみはまよしたか）

　小学校教師との兼業狩人。優しそうな先生だけど、いつも仕事に疲れてる。

　真野明人の後輩。

・真野明人（まのあきひと）

　高校時代の宿毛湊に米国式メソッドを教えた人物。

　現在は別の地区の学校で勤務している。

・浦戸（うらど）裕也（ゆうや）

　ストーカー

・怪異コンサルタント与那覇（アタッシュケースの謎の人物）

　浦戸裕也をそそのかし、自分だけの国に入国させた正体不明の人物。

・まりっぺ

　相模くんの元カノ

・鷲津茜（わしづあかね）

　東京時代の宿毛湊・的矢樹の教育係をつとめた女性狩人。

　的矢樹いわく、超能力者。

・皆月夕（みなづきゆう）（知床のメンター）

　的矢樹の知りあい。

　浄霊が得意だが、組合の金に手をつけて飛ばされた。

　異常に話がつまらない。

・西古見賢太（にしこみけんた）

　妖怪バトラー。

　陰陽家である西古見博士（にしこみひろし）氏を祖父に持つ。