「やおい」を含む小説

闇の魔女の呪いで“美少女ダークエルフ”になってしまった、元男のアーヴィンです。 呪いを解くために旅をしている──だけのつもりなのに、 相棒の伝説の傭兵フェルガルドは距離が近すぎ…

なんの取り柄もなく、友達もいない。そんな俺――平野大地（ひらの　だいち）の唯一の楽しみは、金曜日限定の500円学食を“一人”で食べるということ。それは、俺にとって何事にも変え難い…

世界は、人を惑わせ、喰らう「霧」に覆われている。 人々は、霧を拒む高い壁で囲われた「城壁都市」の中でしか生きられない。 城壁都市『ガイア』。その壁の外側に広がるゴミ溜め――スラ…

田舎に住んでいた主人公、安国忠宏は親の反対を押し切って上京し、都内の大学へと進学した。 都内に夢を見た彼だが、大学を卒業後受かったのは小さなサービス企業。 しかもそこはパワハラ、…

　──目が覚めたら、そこはえっちしないと出れない部屋でした……。 　……だって。 『ここはえっちしないと出れない部屋です』 　……なんかこれ見よがしに、天井へとそんな文言がキ…

日常に突然現れたダンジョン。 人々はモンスターに恐怖した！ ｢あれ？このゴブリン殴れば倒せるんじゃね？｣ ｢おい！レベルアップだってよ！｣ ……ダンジョンは日常に溶け込んだ。 そ…

　秋月結菜は、起眞市立高等学校の二年生でありながら、教室には姿を見せない不登校児だ。 　だが、彼女は自宅の薄暗いモニタールームで、常に「制服」を完璧に着こなしている。 　なぜ…

コンビニで買ったアイスクリームが冷凍庫の中で「存在を消す」不思議な能力を持っていたら？引き出しに隠した千円札が、忘れた頃に小さなサプライズをくれたら？9月の終わりに出会った透明な…

※全然重くないです。シリアスじゃないです。 生まれつき耳が聞こえない雪峰四季は幼少期のいじめが原因で高校生活にうまく馴染めずにいた。 明らかに日本人離れした四季の容姿は白い髪に…

若き覇王によって、世界は統一され平和が訪れた。 熱気と情熱の首都で、占い師として生計を立てるマキラ。 実は彼女は世界統一前に、ある帝国に滅ぼされた王女だった。 過去を思い出す…

目が覚めたら、俺は肉体を失い、異世界の空中に浮かぶ「字幕（テロップ）」になっていた。 目の前には、キメ顔でカッコつけるイケメン勇者。 俺は彼の頭上に、極太の明朝体でこう表示してや…

――鈴歌祭(りんかさい)。それは、音楽を主軸においた学校行事の１つ。 とあることがきっかけで、気持ちが億劫になり閉じ籠もることが多くなってしまった『小森 裕(こもりゆう)』は高…

『お前はもう用済みだ。経験値も金も食い潰すだけの役立たずが』―― 命がけで支えてきた勇者パーティーから、一方的な通告を受けたその日、俺は全てを失った。炊事係として、サポート係とし…

聖女と恋に落ちた王太子が姉を捨てた。 正式な婚約者である姉が邪魔になった模様。 姉を邪魔者扱いするのは王太子だけではない。 王家を始め、王国中が姉を排除し始めた。 ふざけんな！…

　俺――白石春斗（しらいし　はると）は、ほぼ毎日クラスメイトの黒咲澪（くろさき　みお）にストーキングされていた。 　だが、特に何かされているわけでもないのに放っておいた。 　そ…

仲村は思った。漫画で読んだ連続殺人鬼が、確かこういう顔だったな。 「だからこんなにも思考を僕に誘導されていたんですね」 　本文より。 ……ここで、キャッチコピーを見てみましょ…

小国の王女だったヘレナは、大陸屈指の強国「大セルグト王国」の王太子妃となった。 ところが夫である王太子はふしだらなダメ男。怜悧なヘレナを「お高くとまった女」と蔑み、ヘレナとは白い…

「おい、アザリー！いや待て、速度を上げて立ち去ろうとするな、この地味女が！」 今日も今日とて婚約者が見下すために呼び止めてくる。 私、そんな暇もボランティア精神も無いんですけど。…

　私立の高校に通う僕。目立たず、静かに過ごし、何もない平穏な毎日を送っていた。 　だが……。 「あははー。オタクくんって面白いね〜。ボク気にいっちゃったなぁ〜」 　隣の席に座…

《ある男の証言》 ログを再生――。 　ああ。ドラッグをキメたサイバーパンクのオッサンが瞳孔ガン開きで言ってきたんだ。お前は、獣人間を見たことがあるか？　体がゼラチンで出来てるゼリ…