「綺麗なもの」を含む小説

「じゃあ私って、今ある幸せを壊せる価値がありますか」 綺麗なものを汚せば、居場所を得られるような気がした。 恋人の暴力、不倫。歪で痛々しい願いに溺れる。

　何もやることがなく、毎日を悶々と過ごす日々を送っていた私。今日もいつものようにただ池袋の街をフラフラとしていた。そんな私の目の前にあいつが現れた。 『僕は、たくさんの綺麗なもの…

綺麗なものを書きたいがために生まれた物語。

母は、俺の知る中で最も美しいヒトだった。 誰よりも、何よりも。 とある男の一人語り。

楽しそうにしているあの人も、幸せそうにしているあの人も、皆抱えているものがある。全部綺麗なものなはずがない。生きているだけで幸せだと言う人もいるが、果たしてそんな一言で表すことが…

皆が綺麗というものを綺麗と言えない、ひねくれぶっきらぼうな女子小学生・舞花。 そんな彼女の元にある日『神様』と自称する若い男が現れる。｢(報酬次第で)何でも願いを叶えられる！｣と…

クリスマスの夜、『私』は廃ビルから街を眺めていた。 時刻は深夜二時。憂鬱な感情を抱えつつ、『私』は恋人に送った手紙を思い出す――。 愛と哀れみと執着について。 書簡体小説（手紙…

花言葉で思い付いた小説を書き連ねただけです。 短編連作集ではなく、短編とか中編を何本かの予定です（予定は未定）。 ジャンルですけど、基本的には一般文芸寄りの恋愛小説とラノベ寄りの…

かつて、土に覆われ、天からは恵みの雨が降り注いでいたこの世界は、今は直に触れるだけで死に至る「塩」に覆い尽くされていた。 その「塩」を記録しながら、世界で一番綺麗なものを探す旅を…

綺麗なものほど壊れやすい。 分かっていたさ、そんなこと。 それでも弄ばずにはいられない。 天使の仮面を被った悪魔の御噺。

私は新しいノートを使いだすのが苦手だ。綺麗な物を汚したくなくて、だからこそ、いつもノートの１ページ目にはよくわからない言葉を書いてみる。 それは私の一つの魔法。おまじない。 そう…