お試しな出会い。

時計 紅兎

おまじない

 ソレと出会ったのは非常に日常的な一コマの中だった。

 例えるなら朝に近所の人に「おはようございます」という程身近であり、食卓の上から朝食のパンがなくなっている程の日常加減と言える。

 そんな感じに、ソレは僕に声を掛けて来た。


『お試し、してみられませんか?』


 そんな訳で、僕は今、こうして時間を使っているのだ。

 何の話かと言えば、今のこの状況。この文章を打っているという単純なお話。ただそれだけの出会いの話。

 この出会いがこれからの僕をどう変えていくのか。僕はまだその未来を知らない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

お試しな出会い。 時計 紅兎 @megane-dansi-love

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る