「ぐるぐる」を含む小説

世界がゼリー状の物質になった終末のぐるぐる話です。

　　 　中身チンパンジー。 　 　この言葉が薫の頭の中からはどうしても離れなかった。それは独特な思想として、絶えず薫の頭をぐるぐると回るのだった。 　 　埼玉のボクシングジムで育…

この物語は主人公の心の成長を描く物語である。 第1部あらすじ 主人公は高校2年生の男子。中学時代には、恋愛についての黒歴史を持つ。自分は平凡で、これから先もごくごく普通で当た…

私は小さな村で育った。 山と田んぼがあるだけで他には何もなかったが、それが私の全てだった。 不自由など感じたことはなく、ただただ自由だった。 なんでもできそうな気がしていた。 で…

酒に酔った男が見た事もない駅で酒気を帯びながら、自分の過去を思い返していく話。

きっと宇宙から見たら小さいけれど、その人にとっては一大事なのだ……と思う。

十六歳の誕生日の前日の午後十一時。父から告げられたのは「実は櫂はお父さんの子ではないんだ。」という衝撃的な事実だった。しかし、櫂はどことなくその事実を感じ取っていた。暖かい家族の…

ルビは性癖。バディは主食。バトロワは実家。 某所で突発的に始まった男３人によるリレー小説。 １人４回計１２回のワンクール。 完結済み。

この世界に生まれてきたことは、『当たり』か、『外れ』か、それは『善』いことなのか、『悪』いことなのか、そういうことをぐるぐる考えて文の中で廻っていたら、こんな短編ができました。 …

「あなたのその『わからない』を解き明かしてあげましょう」 羊、とそれは名乗った。 概念系男子とぐるぐる系男子のわちゃわちゃ詭弁ファンタジックBL。

■■は森を埋めた。そのはずだ。だが■■は森を埋めたのは自分ではないと言う。我々は尋問を続ける、それをデータに入れるために。

概念の「蝶」は世界を虚無で侵食する災害である。そんな中で生きる「俺」は何らかの「真実」を怖がっている。真実が何かはわからない、しかし真実は「俺」の何かを「明らかにしてしまう」。だ…

森の中に住む赤ずきんがぐるぐるする話です。

朝が苦手な主人公が大学図書館で新聞を読みながら落ち込む話です。舞台が禍前。

僕はある朝に銀髪幼女になった。TSして女の子になった。困ったけども身寄りもないし「独身男性の家に銀髪幼女がいる」って知られたら通報される。怖い。だから僕はこれまで通りに自堕落なニ…

割れたグラスの片付けを後回しにして眺めながらぐるぐる思考する話です。白黒思考。若干のどうしようもなさみたいなものがあります。

朝起きて、ゲームして、バイトに行って、寝る。霧ののようにつかみどころのない思考がぐるぐると回る。これがシズルの全てである。描いていた人生のレールから転げ落ち、進むことも戻ることも…